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明石留美子 (担当科目:社会福祉概論)

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専門領域あるいは担当科目の紹介

私が担当する授業に共通するのは、国際性、参加・体験型学習です。学習の主体は学生である皆さんですから、講義に加え、学生チームによるグループワーク、ゲーム、ワークショップを授業に取り入れ、学生の皆さんに積極的に参加してもらい、それぞれの関心に沿って自主的に学べるよう授業を組み立てています。科目としては、福祉開発概論、福祉開発の理解、基礎演習、福祉開発フィールドワークなどを担当しています。

福祉開発概論

日本の社会、諸外国の社会、国際社会が直面している様々な問題と社会福祉的なアプローチについて学び、人々に優しい社会を開発し、持続させていくためには何が必要かを考えます。具体的には人権、格差の問題、貧困、各国の社会福祉と課題、開発途上国が直面している問題と国際協力などについて、マクロ福祉的な視点から学びます。知識のみならず、思考力の養成も重視するため、講義以外に、グループ・ディスカッション、グループ発表なども取り入れています。

福祉開発フィールドワーク

フィールド(現場)での学習活動を取り入れた授業です。2011年度は、夏休み中にカンボジアを訪れ、援助機関やプロ ジェクトの視察のほか、児童福祉と家族福祉に関する調査、ストリートチルドレンのためのプレイ・セラピーを行います。プレイセラピーは、外国人の専門家を招いて学習する予定です。また、 フィールドでは英語を活用するため、国内での授業には英語学習も取り入れます。

専門領域の理解を深めるための文献紹介

以下に挙げた書籍はノーベル賞受賞者の著作です。各受賞者から、より良い社会づくりに向けたメッセージを受け取ってください。

  1. アマルティア・セン、東郷えりか訳『人間の安全保障』集英社
  2. アマルティア・セン、後藤玲子(2008)『福祉と正義』東京大学出版会
  3. ジョセフ・E・スティグリッツ 楡井浩一訳(2008)『世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す』徳間書店

その他

社会福祉は日本国内だけの仕事ではありません。社会福祉学とは、国内のみならず国境を越えて通用する具体的なスキルを学び、より良い社会を築くための実践力を身につける学門だと考えています。

私自身、小学校3年の時に、エチオピアの子供たちに毛布を送るUNICEFの学校募金に参加する機会がありました。それが、将来、国際協力の道に進もうと決心したきっかけです。大学と大学院では国際関係を学び、UNICEF、国際協力機構(JICA)、世界銀行に就職して開発途上国への国際協力に従事してきました。そのなかで国際協力は福祉であることに気づき、社会福祉、国際社会福祉を学ぶため、アメリカの大学院に再び留学しました。グローバル社会でソーシャルワーカーにできることは多く、今後、国際的な舞台でソーシャルワーカーが発揮できる力を開発していきたいと考えています。