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日々の社会学科ゼミから

11月15日に元森ゼミのゼミ生数人と元森先生、合わせて8人で「みなと子ども食堂」へボランティアと見学に行ってきました。

ゼミ内でフィールドワーク先を探すときに「子ども食堂」とはどういう所だろう、どんな風に成り立っているのだろうという声があがりました。そこで、実際に見に行ってみようということで、子どもの貧困について興味があるゼミ生と先生で学校と同じ区内にある「みなと子ども食堂」へ伺いました。

今回、伺った「みなと子ども食堂」は港区を5地区に分けたところの麻布地区に位置する港区初の「子ども食堂」です。港区という地域は裕福な家庭が多いイメージがあったので、港区にあるのが意外でした。

当日15時から準備を始めるとのことで、15時に開催場所であるありすいきいきプラザに向かいました。そこにはすでに10名ほどの運営の方とボランティアの方が集まっていました。挨拶と自己紹介をして、さっそく調理に取りかかりました。その日のメニューは、手羽元のさっぱり煮の玉子と大根・ミニトマト煮込み添え、もやしときゅうりのサラダ、小松菜の焼き海苔和え、大根とネギの味噌汁、新米、デザートに柿とグレープフルーツでした。みんなそれぞれ食材を切ったり、煮込んだりとお手伝いをしました。17時30分頃から利用者の方々が訪れ、私たちは配膳や食器洗いなどをしました。

利用者は約40名おり、たくさんいて驚きました。また、未就学児を連れたお母さん方がほとんどで、子どもたちの憩いの場だけでなく、お母さんたちのコミュニティーの場にもなっている様でした。子どもたちが美味しそうにごはんを食べている姿にほっこりしました。

利用者の方たちも帰り、最後にまかないをいただきながら様々なお話を聞くことができました。港区には就学援助を受けている家庭が多いことや、食堂を見ている限り利用者の方は貧困であるように見えなかったのですが、実は困っている方がいらっしゃるとか、いろいろなお話が聞けました。そして、目に見えない問題がたくさんあることに気づかされました。

今回フィールドワークに行ってみて、普段できない経験ができ、さらに子どもの貧困について学べる機会になりました。

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(3年 石川葵)

(参加者の感想から)
●ひとりで来る小学生くらいが対象になるのかなとイメージしていたがもっと小さい子がお母さんと一緒にきていて、ギャップがありました。
●複数の家庭が大きなテーブルを囲んで食事を始めると、とても賑やかで、「地域共生」といった印象を受けました。
●子どもの貧困対策の一環である子ども食堂が必ずしも子どもだけのためではないということが分かりました。
●貧困者が来るところというコンセプトで子ども食堂を作ってしまうと来にくくなってしまいます。そのバランスの取り方の難しさというものを感じました。
●印象に残ったのが、スタッフの方の食へのこだわりです。インスタントは絶対に使わない・季節感を重視・彩りもしっかり考慮...といったように、「食育」といった印象も感じられました。
●単に食事を提供するだけではなく、来てくれる人にどう楽しんでもらうかを考えて動くことも仕事の1つだと教えて頂きました。

みなと子ども食堂HP:https://minatokodomosyokudo.jimdo.com/