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「内なる国際化」プロジェクトでは,6月に3回の映画上映会を開催いたしました。以下に簡単な報告を掲載します。

(1)『孤独なツバメたち〜デカセギの子どもに生まれて〜』上映会&本作品監督 津村公博氏講演会  6/3(金)15:05〜18:15

多文化教育・第二言語習得論の研究を専門とする浜松学院大学の津村公博先生をお招きして,津村先生が監督したドキュメンタリー映画『孤独なツバメたち〜デカセギの子どもに生まれて〜』の上映会を行い,引き続き講演会を開催いたしました。

映画上映会には非常に多くの学生のみなさんが参加されました。デカセギで来日している日系ブラジル人とその子どもたちの過酷な生活環境について,映画を通して初めて知る学生も多く,中には深い受け止め方をした学生のみなさんもいらっしゃったようでした。

津村先生の講演会では,外国にルーツのある子どもたちに対する学習支援室を開催するなかで児童労働の実態について知ったこと,子どもたちの生活実態を知るために土曜の夜に子どもたちが集まる場に出かけ話を聞いたこと,そうしている間に撮影した映像が蓄積されドキュメンタリー映画として結実していったことなど,映画製作の過程について解説いただきました。

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(2)『Roots of many colors』上映会&本作品監督 宮ヶ迫ナンシー理沙氏とのトークセッション  6/13(月)15:05〜18:15

10歳の時にブラジルから来日し,日本での生活を開始した宮ヶ迫さん。同じように親の都合で来日し日本で育った若者の声をまとめたドキュメンタリー映画『Roots of many colors』の上映会を行い,引き続きトークセッションを行いました。上映会には200名以上の学生が参加してくれました。

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宮ヶ迫さんとのトークセッションでは,参加した学生のみなさんと年齢が近いこともあり,素朴な疑問にも気さくに答えていただきました。他大学から参加してくださった学生さんからは,外国にルーツがあるかどうかだけではなく,社会階層についても考えるべきだという貴重な意見も出されました。

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(3)『A Escolha (ア・エスコーリャ)〜デカセギ第2世代の母2人の選択〜』上映会  6/17(金)10:55〜12:25

3回目の映画上映会は,第1回に上映した作品の続編を取り上げさせていただきました。今回も100名を超える学生さんが参加し,熱心に視聴してくださいました。

デカセギ第1世代の子どもたちである第2世代も,近年では親になる年齢になりつつあります。生まれた子どもを,日本で育てるのか,ブラジルで育てるのか。悩んだ末に別々の道を選択した2組の親子の生活を,日本とブラジルで撮影した作品が本作品です。それぞれの選択が抱えるそれぞれの課題について,深く考えさせられました。

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 (『内なる国際化』プロジェクト白金事務局:浅川達人)