明治学院大学

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社会学部

社会福祉学科

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横浜寿町にみる社会的排除の現実と社会統合の試み(担当教員:清水浩一)

福祉開発フィールドワーク(清水クラス)の授業報告

1.テーマ
   横浜寿町にみる社会的排除の現実と社会統合の試み
2.授業のねらい
   貧困と社会的排除および各種の支援を実地に学ぶことにより、応用的な手法を学ぶ。
3.フィールドワークの内容
   寿町における各種支援団体や施設等を訪問し、支援活動に参加すると同時に利用者と触れ合う。
4.授業内容
   以下のような授業の柱を立てて毎年実施。
 <春学期>
 1 貧困や格差社会、社会的排除についての基本を知る。
 2 貧困の基礎(マルクス経済学の資本、賃労働、剰余価値、搾取等)を学ぶ。
 3 日本三大寄せ場、山谷・釜が崎・横浜寿町の歴史と現在について学ぶ。
 4 世界の貧困(現代資本主義とグローバリズム展開)の現実を学ぶ。
 5 実地体験①(クラス全員で横浜寿町訪問、現地スタッフの講義を受講)
 6 実地体験②(寿町内学童保育で子供たちと遊ぶ)
<夏季休暇期間> 8月~9月
  実地体験③(福祉作業所での作業体験、利用者との交流)
  実地体験④(ことぶき学童保育の夏季行事<プール等>に参加)
<秋学期> 10月~1月
  実地体験⑤(横浜駅・桜木町駅周辺の夜間パトロールへの参加)
  実地体験⑥(寿デイ・サービスの一日体験と利用者との交流)
  実地体験⑦(年末年始の炊き出し行事に参加)

個人研究発表(テーマは貧困に少しでも関連していれば基本的に自由。1人20分程度で模擬授業風の研究発表を行い、その後質疑応答を行う。)

5.2015年度の総括
2015年度も上記の授業内容を予定通り実施できた。学生は現地集合の時間等をきちんと守り、また個人発表の出来具合も中々よかった。教室授業も毎回欠席者が極めて少なく、充実した授業であったと思う。今後の課題は、前期の教室授業で貧困に関する予備的学習にもう少し工夫が必要かもしれない。また個人研究発表後の質疑応答も活発にしたい。

6.教室授業の様子
   <グループ発表の準備>

   <個人研究発表の様子>

7.現地実習の様子
   <年末年始の炊き出し>

   <ことぶき福祉作業所での昼食>

   <ことぶき学童保育の子どもたちと遊ぶ>

社会学部生のための手引き集

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