Think globally, Act locally!
2020 年度は、コロナ禍のため、カンボジアを訪問することはできませんでした。可能な限り対面授業を取り入れ、オンライン・ライブと合わせたハイブリッドで授業を進めてきました。春学期にはカンボジアの基本情報を発表形式で学び、秋学期は春学期の知識をもとにカンボジアのフィールドに近づきます。
歴史、政治、経済、教育、生活習慣、貧困、子ども、ジェンダー、発達心理学などについて学習
「早くみんなと仲良くなりたい!」との思いを実現するために、授業の進行をみんなで工夫しました。オンライン・ライブ授業では、毎回アイスブレイクを取り入れ、授業の進行役も学生たちが持ち回りで担当しました。対面授業では笑顔で言葉を交わし、ようやく会えたことを嬉しそうにするみんなを見て、人に勝るものはないことを実感しました。
学年度末には学生たちの発案で、他のフィールドワークのクラスと学びを共有するオンライン合同報告会を主催しました。一人一人が役割を担い、強力なチームワークで進行し、他のクラスのプレゼンテーションも見事な合同報告会でした。
1年前のライブ授業では発言はほとんどなく静かなクラスでしたが、学年度末にはディスカッションが止まらない和気藹々としたクラスになりました。
カンボジアの子ども達や学生とも国境を超えてつながり、オンラインだからこそできることを見出し実現してきたフィールドワークです。以下は、学生たちがまとめたフィールドワークのハイライトです。
明石留美子
開発途上国は貧困や支援を必要としているイメージが強くありました。しかし、現地の方や様々なゲストのお話を聞くことで、私たちが思っていた以上に発展していることが分かりました。しかし、まだまだ郊外では支援を必要としている人たちも多くいます。そこで、私たちは物資を支援するのではなく、技術を伝える事が必要なのではないかと考えました。
コロナ禍により、この一年オンライン授業を余儀なくされましたが、オンラインだからこそ自分から情報を集めるなどの能動的な学習が出来ました。一年間で学びを深め、カンボジアについて知ったからこそ、実際に現地に行けなかったことへの悔しさや、いつか行きたいという気持ちが強まりました。 (柴田眞宏、佐藤碧、中川紗瑛)
(参考) 以下の写真は2019年度のカンボジア・フィールドワークの写真です。