様々に用意された少人数の学びの場

社会学科では、ここにあげた基本となる少人数クラスのほかにも、学期ごとに履修可能な少人数クラスをたくさん用意しています。社会学の専門書を読む「専門書講読」や、「留学生のための日本語」、社会調査関連科目の「フィールドワーク演習」などを希望に応じて履修して、講義形式とは異なった少人数の学びの醍醐味を味わえます。毎年1回、社会学部学内学会が企画する研究発表の場も準備しています。
学年を超えて専門的な文献を講読する
~「専門書講読」~

「専門書講読」では、社会学の専門書を専門家である先生と一緒に輪読していきます。なぜ先生と一緒に読む、先生の解説を交えて読む必要があるのでしょうか。たとえば『社会学小辞典』で「現象学的還元」を調べてみます。すると「自然的態度の本質に属する一般定立にエポケーという操作を加えることによって達成される」(p.158)という記述があります。読めない漢字はないはずですが、ほとんどの人にとって意味不明でしょう。専門の先生の解説があれば、このような文献も読みこなせるようになります。また、外国語の専門文献を読むクラスもあります。2年生から4年生まで学年を超えた履修者が集まる貴重な場です。関心の近い学生同士で交流しながら、あふれる学究心を満たすことができます。
留学生のための交流と学習の場
~「留学生のための日本語」~

「社会学のための日本語」は、社会学科に所属する2年生から4年生までの正規留学生が履修できる少人数科目です。話題の本や新書をテキストに社会学的思考をみがき、社会学を学ぶための日本語力(「読む」「聴く」「議論する」「書く」)のレベルアップをはかります。学年を超えて同じ関心をもつ留学生が集まる場所にもなっています。
少人数科目と講義科目を自由に組み合わせて、自分だけの4年間をアレンジしてください。明治学院大学社会学部社会学科の教員・スタッフ一同、学生のみなさんの学びをサポートします。