表現法演習

社会学的な視点から世の中を切りとる手法を学ぶ
~「表現法演習」と「質的データ分析」~

社会学が対象とする「社会」なるものは手で触れることはできないし、どんな形をしているのか見ることもできません。そんな「社会」を分析・表現し、社会学をよりつかえるようにするには、専門的な知識と技術が必要不可欠です。2年次以降に「表現法演習」と「質的データ分析」の中から興味のあるクラスを選んで履修し、自分で情報を集め、社会を分析・表現する方法を身につけます。

多様なクラスから選んで専門的な技法を身につける

「表現法演習」「質的データ分析」は、最高20人程度の少人数の選択必修です。クラスによって学習内容が異なります。多彩なクラスの中から、希望したクラスで、自分の問題関心を形にする力を身につけ、3,4年次の専門的なゼミに備えます。(希望者が多いクラスは抽選になります。)学術的な調査方法をさらに学びたい人は、多彩な「社会調査関連科目」を自由に履修できます。 ※一部、春学期開講科目があります。また、3年次以降に履修してもかまいません。

専門的なメディア表現とは
~「表現法演習」で「社会」の表現を学ぶ~

「表現法演習」は、メディア表現を学びたい人や、メディアの仕組みをより深く理解したい人に向けた演習方式の授業です。実際にメディア表現を実践してみる過程を通して、メディアリテラシーを高めていきます。毎日わたしたちが浴びるように接触している新聞や雑誌、テレビやインターネットからの情報は、いったい誰がどのような意図で伝えようとしているものなのでしょうか。実際に映像作品を制作したり、批評文や論文を書いたりする作業を通して、演習方式で表現技法を身につけます。同じ「表現法演習」でも、映像表現のクラスもあれば、文章表現のクラスもあります。テレビや雑誌の現場で活躍している方を講師にお迎えしているクラスもあります。

映像表現を学ぶ

映像表現の授業では、グループに分かれ、実際に映像作品を制作します。シナリオの作成から撮影データの編集まで一から学び経験し、ビデオや映像編集ソフトを用いた作業を通し、映像がどのように構成されているのかを体験します。一度このプロセスを体験すれば、テレビやインターネット上の映像を見る目は変わるに違いありません。

文章表現を学ぶ

文章表現の授業では、ノンフィクション、ジャーナリズム、パブリックリレーション、批評、論文といった文章を、批判的に読解する能力と質の高い文章を執筆する能力を身につけます。同じドキュメンタリーベースの文章でも、目的や掲載されるメディアが異なれば、文章の書き方は変わってきます。授業では、広報文、広告文、社説、論文等の文章例を集め、メディア特性を読み解く訓練を実施します。そして何度か短めの文章を書く練習を重ね、書く力を身につけます。