このコーナーでは、STEP部員が社会学•社会福祉学に関連する本を紹介し、そのテーマに関連した、教授おすすめの本を紹介します📚
教授おすすめの本は明学HPから見ることができるブックリストを参照しています。
今回紹介する本は、荻上(おぎうえ)チキさん著、光文社の「検証 東日本大震災の流言•デマ」です。
東日本大震災のときにSNSや被災地で発生した流言やデマをまとめたものです。この震災では、チェーンメール、TwitterなどのSNSはもちろん、インターネットが使えない状況の被災地でも人を介して流言•デマが広まりました。
本書ではそれらの一つ一つを解説しています。なぜ流言•デマが広まってしまうのか、どうしたら広まりを防ぐことができるのか、気になっている人におすすめです。
東日本大震災という私達の記憶にも強く残っている災害が題材となっているため、また、身近なSNSでの流言•デマが沢山出てくるので、読みやすいと思います。
この本は2011年5月17日、つまり災害発生から約2ヶ月で出版されたことにも驚きます。
[先生おすすめの本はこちら]
社会心理学、対人関係論を専攻する鬼頭 美江准先生おすすめの、白河桃子さんの『震災婚』
性現象論を専攻する藤川 賢先生おすすめの、 長谷川公一・山本薫子さんの『原発震災と避難』
メディアに関連する本としてメディア史を専攻する佐藤 正晴先生おすすめの、藤井青銅さんの『TVマスコミ「ことば」の真 相 』
興味があればぜひ読んでみてください👀