研究者代表 | 西阪仰 |
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研究者 | 高木智世、細田由利 |
2005年度-------------------
2005年度の一般プロジェクト(企画)「会話分析の展開の可能性:日常会話の分析のためのスキルの開発」においては,前年度に続き,会話分析の創始者の1人であるGail Jefferson博士に講師を依頼して,5日間の上級者向けの会話分析トレーニングセッションを持った.かつてJefferson博士のもとでトレーニングを受け,現在,第一線で活躍する会話分析研究者である,ヨーク大学(イギリス)のPaul Drew教授も講師として迎えることができ,非常に充実したトレーニングセッションとなった.前年度に引き続き,「非同意の連鎖」を素材とした.とくに,本年度は,当該の非同意連鎖のずっと以前に(同じ会話内で)起きた様々なやりとりが,その非同意連鎖にどのような「影」を落とすかという,会話分析としても野心的な課題について,事前の課題,日々の宿題,全体での討論をとおして考えることができた.[Jefferson先生は,2008年の2月に急逝された.]