社会学科では、社会学の幅広い領域をほぼ網羅したカリキュラムと、それを支える優秀な教育・研究スタッフに恵まれています。社会学に関する理論研究から、家族・地域・産業・民族・宗教・文化・メディア・犯罪などの実証的研究、性・医療・心理・環境問題など現代の先端的な社会問題の研究まで、各専門分野の教員から興味深く学ぶことができます。
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教員氏名 | 主要研究テーマ | ゼミ(または授業)内容 |
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石原 俊 |
グローバリゼーションとコロニアリズムの歴史社会学的研究 | 19世紀以降、グローバリゼーションと植民地主義の前線に置かれた地域社会とりわけ島嶼社会の人びとが、苦闘を重ねながらどのように生きぬいてきたのか、歴史社会学的観点から考えていきます。 |
石原 英樹 |
異質な他者とのコミュニケーション・共存をめぐる課題と解決 | 人々の認識や行動の非合理的な側面、現代社会のアポリア(行き詰まり)を理解した上で、異質な他者(世代、階層、性的マイノリティ-など)がコミュニケーションをとり、共存するために何が必要かを考えます。 |
稲葉 振一郎 |
倫理学・社会哲学の基礎と応用 | 「人間」とはいったい何か。なぜ「人間」を大切にしなければならないのか、に関する共通了解がいま大きく揺らいでいる。具体的な社会問題を通して考えます。 |
岩永 真治 |
グローバリゼーション、市民権、都市、地域、まちづくり | 都市生活とはなにか、地域で生活するとはどういうことか。文化の多様性、社会参加、豊かさの問題等を考察し、だれもが参加できるまちづくりを提案していきます。 |
大久保 遼 |
文化社会学、映像/メディア研究 | 文化を対象とする社会学の方法や学説史について検討を行います。また特にデジタル化以降の文化の特徴やその分析方法について、最近の事例や調査結果を取り上げながら検討を加えます。 |
加藤 秀一 |
ジェンダー/セクシュアリティ、フェミニズムの理論 | 性現象研究。性差・性役割・性差別、性暴力、恋愛、結婚・家族、同性愛/異性愛、 生殖医療、優生思想など、「性」をめぐるあらゆる問題を根元的に考察していきます。 |
鬼頭 美江 |
対人関係における行動と心理過程に関する研究 | 対人関係(恋愛関係や友人関係など)の形成・維持に関わる要因、および対人関係と社会環境が相互に与える影響について考えていきます。 |
坂口 緑 |
生涯教育論、人間社会と教育の関係についての考寮 | 多層的な市民社会の形式に関心があります。生涯学習の理論と現場を往復し、消費と労働だけでない生き方モデルを探したいと考えています。 |
佐藤 正晴 |
日本のメディア、ジャーナリズムの歴史的考察 | 現代社会を一定の歴史展望のもとにとらえるためのメディア史の実証的分析。さらにメディアという視角から政治・社会・文化・経済などを考察していきます。 |
澤野 雅樹 |
広義の侵犯行為の事例を通じて、法と社会の論理を考察 | 法と侵犯の研究。社会を構成し稼働させる法と、社会の中で制定・施行される法とを区別し、主に前者に関わる逸脱行為を扱いながら、「社会」の根源にまで迫っていきます。 |
柘植 あづみ |
医療・生命科学技術の課題を文化・ 社会的文脈から考察 | 現代医療の医療人類学的研究。生殖医療技術・生命科学技術と文化・社会的諸要因との相関関係を事例研究によって検討していきます。 |
仲 修平 |
社会階層論,「働くこと」をめぐる個人と社会の関係を考察 | 研究テーマは,職業や仕事の観点から人びとの働き方や暮らし方の形成を量的・質的調査によって考察することです.この点を具体的な現象を通して考えていきます. |
野沢 慎司 |
現代の多様な家族と社会的ネットワークを幅広く考察 | 現代家族と社会的ネットワークの研究。親の離婚・再婚と子どもなどに焦点をあて、その支援ネットや社会制度などと関連づけて考察します。 |
半澤 誠司 |
コンテンツ産業の立地、取引関係、労働市場などの研究 | 文化的要素と経済的要素の双方が重要なコンテンツ産業を対象に、主に企業間関係に力点を置きながら、文化と経済の関係性への理解を深めます。 |
藤川 賢 |
社会学から地域開発と環境問題を考察 | 環境問題研究。現代社会の基本的矛盾を象徴する環境問題を、社会学的に地域に即して分析し、その解決法を考えていきます。 |
松波 康男 |
他者と共同体をめぐる人類学的研究 | 民族、宗教的他者と共同体に関連する諸事象を取り上げ、それに関わるいかなる学説や理論がこれまで獲得され、どのような課題が積み残されてきたかについて掘り下げます。 |
元森 絵里子 |
子ども・教育・社会をめぐる言説の歴史的・理論的考察 | 教育や子どもに関する言説(議論)の歴史的変容を、そのメカニズムとともに分析します。言説に関する社会学的視角についても考えていきます。 |