講義:明石留美子先生(2008年7月14日)
「社会福祉学特講2 国際開発援助と福祉」では、開発途上国の問題や国際協力を考えるとともに、学生の皆さんが国別チームを組んで、その国々に重要な開発の課題を見つけ出し、プロジェクトを提案するというチームワークを行ってきました。学生チームがログフレームを活用して計画・提案したプロジェクトは、ソマリア難民の第三国移住支援、ミャンマーのサイクロン緊急援助、タイのエイズ対策、バングラデシュの母子支援です。プロジェクト形成の過程で、国際機関である世界銀行が実施している参加型貧困アセスメントを模擬的に行ったことから、最後の授業では、世界銀行東京事務所より大森功一 広報担当官をお迎えし、開発途上国支援における世界銀行の役割、福祉のスキルをもって開発援助に取り組む重要性などについてお話を伺いました。
「社会福祉学特講2 国際開発援助と福祉」 学生たちのプロジェクト報告
【チームワークに関するコメント】
チーム名 |
感 想 |
ミャンマー・チーム |
プロジェクトの発想はたくさんありましたが、多角的に考えると実現可能なことは限られていると感じました。 |
タイ・チーム |
プロジェクトを作り上げるうえで、まずは現場の情報を得ること、それをもとに考えることが大切だと実感しました。 |
バングラデシュ・チーム |
女性の就労・子育て支援プロジェクトを計画しましたが、こうした課題に関心が深まり、今後も取り組んでいきたいと思っています。 |
ソマリア・チーム |
プロジェクトを形成するなかで提案したいことはたくさんありましたが、コスト面での難しさを感じました。 |