人々のQOL（生活の質）の向上を目指すソーシャルワーカーが、国内社会、開発途上国を含む国際社会でどのような福祉支援を行えるかが研究テーマです。日本の社会、諸外国の社会、国際社会が直面している様々な問題とアプローチを研究し、人々に優しい社会を開発し、持続させていくためには何が必要かをマクロ福祉的な視点から検討しています。具体的には、人権、格差の問題、貧困、開発途上国の問題、人間の安全保障などです

上智大学国際学部比較文化学科卒業後、早稲田大学政治学研究科博士課程前期で国連のアフリカでの信託統治について研究をしました（政治学修士号）。修了後は、UNICEF、国際協力機構、世界銀行東京事務所に勤務し、西アフリカのリベリアやフィリピンで貧困緩和などの開発援助に従事しました。その後、アメリカのコロンビア大学大学院スクール・オブ・ソーシャルワークの修士課程に留学（理学修士号、哲学修士号）し、引き続き同大学院の博士課程で高齢者福祉の研究を続けています。その間、カンボジアのNGOで、ボランティアとして、ストリート・チルドレンの救済に携わりました。2001年に、ニューヨーク州修士号レベルソーシャルワーカーのライセンスを取得しています。