茨木尚子 |
Naoko Ibaraki |
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専門領域およびその概要
◆ 障害者福祉及び社会福祉組織の運営管理研究
障害者福祉を中心とする新しいNPO(障害者の自立生活センターなどの当事者活動など)とそれらの組織が実践する支援活動を中心に研究しています。また社会福祉法人やその運営する社会福祉施設の今後のあり方などについても追究しています。
◆ 近年の研究テーマ
- 「当事者主体の社会福祉組織とその運営のあり方研究」(とくに障害者領域では、自立生活センターを、また新たにオンライン上で活動を開始した当事者組織としてのステップファミリー当事者活動、オンライン疾病グループなどを対象に継続的に研究をしています)
- 「障害者領域における当事者参加型アクションリサーチ導入の可能性」(障害者福祉政策において、当事者主体のシステム実現にむけて、いかに障害当事者が参加し、説得力のある政策提言を行うことができるかを、当事者団体と共同で実践研究しています)
担当授業
最近の研究業績(過去3年の主な論文・著書)
- 「NPOにおける家族支援とソーシャルワーク-ステップファミリー当事者による支援組織の活動から」(2007)吉本真紀と共著、『ソーシャルワーク研究』vol.32No.4、相川書房
- 「少数派の組織化とインターネット-オンライン・セルフヘルプグループの可能性と課題」(2008)『オンライン化する日常生活-テクノソサイエティの現在Ⅱ』宮田加久子、野沢慎司編、文化書房博文社
- 「〔当事者主体〕の社会福祉サービス再考-障害者自立生活センターの運営から考える-」 (2009)『明治学院大学社会学・社会福祉学研究』第131号
- 「社会福祉における施設の現状・課題と新しい運営戦略-〔社会福祉〕施設であるための運営とは-」(2009)『社会福祉研究』第105号、鉄道弘済会
- 『障害者総合福祉サービス法の展望』(2009)茨木尚子、大熊由紀子、尾上浩二、北野誠一、竹端寛編著、ミネルヴァ書房
社会的活動(現在活動中のもの)
- 自立生活センター・ヒューマンケア協会運営委員(1997~)
- 特定非営利活動法人・ケアズ世田谷理事(2000~)
- 特定非営利活動法人・病気の子ども支援ネット・遊びのボランティア理事(2006~)
- 社会福祉学会・学会誌査読委員(2002~)
- 財団法人キリン福祉財団選考委員(2007~)
- 公益信託オラクル有志の会ボランティア基金運営委員(2009~)等
プロフィール
早稲田大学教育学部教育心理学専修卒。公務員として障害者福祉センター勤務を経て、明治学院大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻博士課程前期修了(社会学修士)。日本社会事業学校、共栄学園短期大学教員を経て、1996年より本学教員。