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担当者氏名
清水 浩一
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テーマ
横浜寿町にみる社会的排除の現実と社会統合の試み
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授業のねらい
貧困と社会的排除および各種の支援を実地に学ぶことにより、応用的な手法を学ぶ。
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フィールドワークの内容
寿町における各種支援団体や施設等を訪問し、支援活動に参加すると同時に利用者と触れ合う。
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授業内容
つぎのような授業の柱をたてている。
<春学期>
- 貧困や格差社会、社会的排除とは何か<貧困への多様な視点>
- 貧困や格差が生じる背景には何があるか<資本主義経済への理解>
- 日本三大寄せ場、山谷・釜が崎・横浜寿町の歴史と現在
- 日本の社会保障と生活保護、ホームレス支援の学習
- 横浜寿町の実地体験(1)(クラス全員で現地見学、現地スタッフの講義を受講)
- 寿町内学童保育で子供たちと遊ぶ(実地体験(2))
(教室での授業風景(1))
(教室での授業風景(2))
- 実地体験(3)(夏期休暇期間中⇒福祉作業所での作業体験、町内の行事参加)
<秋学期>
- 実地体験(4)(横浜駅・桜木町駅周辺の夜間パトロールへの参加)
- 実地体験(5)(寿デイ・サービスの一日体験)
- 実地体験(6)(ホームレス支援の年越し行事・炊き出しに一日参加)
- 個人研究発表(1人20分程度)
- 学生の自己負担額(現地までの交通費と昼食代)
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その他
各体験ごとに必ず日誌を提出させている。この日誌は現地のお世話になった方々にも目を通していただいている。
<2013年度の報告>
おおむね計画通りに実施してきた。学生は暑い夏に作業所や学童のプール、寒い冬に夜間パトロールや年末年始の炊き出しなど、何度も横浜寿町に足を運んだ。朝早く集合の場合もあれば、夜間パトロールなど終電ぎりぎりの現地解散などもあった。学生なりに大変だったと思うが、さまざまな思い出に残る体験もできたと思う。
(↓ことぶき福祉作業所で利用者さんと一緒に楽しい昼食)