○フィールドワークの意図と目的
本フィールドワークでは、現代社会で近年注目される社会的企業の活動について、文献講読と現場の見学、ヒアリングを通じて学びました。特に、社会的企業の活動に関して、社会性と経済性をバランスさせることのむずかしさとその面白さの理解を目指しました。
○概要
- 春学期(文献講読/ワークショップ/社会的企業見学)
最初に、社会的企業の概要をまとめた論文集である塚本・山岸編『ソーシャル・エンタープライズ』を輪読し、社会的企業にかかわる基本的知識の習得を目指しました。さらに、子育て支援と学生のインターンシップを組み合わせて活動する社会的企業「スリール株式会社」の社会起業家である堀江敦子さんを招き、ワークショップを実施しました。また、夏休みには障害者就労支援を目的とする社会的事業所「わくわくかん」を訪問し、その活動を見学しました。

- フィールドワーク後半(社会的企業ヒアリング/見学まとめ)
秋学期には、5人から6人ごとにグループに分かれて、教育支援分野の「キズキ」、若年者就労支援分野の「育て上げネット」、国際支援分野の「ピースウィンズジャパン」の三つの団体へ訪問・ヒアリングを実施しました。訪問の前には、グループごとに団体の事前学習と関連文献の講読を行い、ヒアリング項目を練り上げました。ヒアリング後には、内容を整理し、他のグループと共有した報告会を開きました。
