◯学びのテーマ
子どもが明るく豊かに生きていくのが難しい現代社会。その問題構造を解明しながら、「生きる」カを育む方法(個人・家族・集団に焦点化したソーシャルワーク論)を考えていきます。文献を読み、事例を掘り下げ、ロールプレーを行う過程を重視します。
◯2014年研究室通信
(1)夏期休暇恒例=夏の盛岡合宿
(写真(1):合宿中の一時~小岩井農場での散策)
4年生になると5~6月に4週間以上の「ソーシャルワーク実習」が始まります。秋学期は、その学習体験をベースに卒業論文の作成にとりかかります。東京の暑さを逃れ、涼しい盛岡で体験する3日間の苦行です。秋学期からの実習内容を振り返り、その成果を卒業論文に反映させる「やせるような」学びが合宿から始まります。
(2)秋学期恒例=2年生ソーシャルワーク演習
(写真(2):ロールプレイ=川に落ちました)
秋学期の中心的な演習プログラム。本年度のテーマは「児童養護施設におけるある日の出来事」を演じてみることでした。1ヶ月間の時間を費やしてシナリオを作成し、役柄を決め、演じています。その様子をビデオに撮影し、それを見ながら「ソーシャルワーカーが支援すること」を切り口に演じた内容を検討する学びは、大学卒業後も懐かしくゼミ仲間として語り得る経験になるようです。
(3)春休み恒例=3年生、4年生合同の伊東合宿
(写真(3):先輩後輩の交わりの時)
1月下旬に開催する合同合宿。4年ゼミ生が学びの成果を披露し、3年ゼミ生が質問をする。社会福祉の仕事の何たるかを、このような形で伝えていくことの大切さをゲストで招かれた卒業生(現役ソーシャルワーカー)が現役生とともに夜を徹して語り合う機会となります。この合宿の運営は全て3年ゼミ生が担当しています。
(4)北米・北欧福祉事情視察旅行
(写真(4):カナダのトロント大学)
隔年で9月に北米か北欧の福祉事情視察に出かけます。現役生だけではなく、卒業生も一緒です。昨年は、初めてですがお嬢さんを伴った卒業生の参加もありました。日本とは異なる発想から構想された福祉事情に触れ、帰国後の学びに活かせるよう努めます。