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社会福祉学科

社会学部TOP 社会福祉学科 福祉開発フィールドワーク 岡ゼミ(フィンランド研修)【担当教員:岡伸一】

福祉開発フィールドワーク 岡ゼミ(フィンランド研修)【担当教員:岡伸一】

日程:2014年2月20日~28日
場所:フィンランドのヘルシンキを中心に、ロバニエミ、ポルヴォ―、ハメーンリンナ
参加者:学生31人、岡、梅木さん(アサヒトラベル)、山田先生(現地在住)

2月21日(金)朝9:30成田集合で、12:00発のFINエアーで日本を出発し、現地時間16:20にヘルシンキに到着し、トランジットでロバ二エミに17:40に到着しました。ほぼ北極圏に位置するサンタクロースの故郷である、ロバ二エミは雪の世界でした。ホテルに到着し、夕食後すぐにモイモイ号に乗って、オーロラ鑑賞に出かけました。残念ながらオーロラは見られませんでしたが、農場の小屋で囲炉裏を囲みながら、ソーセージを食べながら暖かくゆったりとした時間を味わえました。雪だるまにならないパサパサした粉状の雪を始めて見ました。

22日(土)は、サンタクロース村を訪問しました。雪世界の中に、ぽっかり浮かぶサンタ村、幻想の世界でした。サンタクロースと記念写真を撮り、お土産も買い込みました。一部の男子学生は犬ぞりを体験しました。サンタ村にもカモシカとソリが見られました。午後はロバ二エミの町中の自由見学でした。雪の中、みんなそれぞれ関心のあるところへ出ていきました。

23日(日)は、飛行機でヘルシンキに戻り、午後はしない観光に出ました。ヘルシンキ大聖堂と元老院広場、テンペリアウオキ教会を訪ねました。暖冬でヘルシンキは雪がなく、想定外でしたが、街並みの美しさに皆も感動していました。  24日(月)は、ポルヴォ―にある精神障害者施設とケア付き住宅を訪ねました。NPO施設ながら、潤沢な補助金と充実したスタッフで支えられている状況を垣間見ました。個室も見せていただきましたが、とても綺麗で個性的でした。典型的なおやつと飲み物もいただきました。ポルヴォ―は中世の木造建築で有名な街でもあり、午後は町中の散策に出ました。

25日(火)には、終日、ハメーンリンナにあるサンポラ障害者授産施設と住宅を訪れました。一番のお目当ての場所でした。多様な障害のある人が居住し、就労する場所です。目の不自由な人、耳の不自由な人、他の障害の人等が、集う施設です。仕事に人が合わせるのではなく、仕事を人に合わせる感じでした。まず、各人の能力や希望を明らかにして、そこからどんな仕事ができるか考案していく手順です。かなり重度の障害をもった人も、黙々と仕事を行っていました。生活雑貨の製造から、アンチーク家具の補修、印刷・製本業、手芸等々、どこも楽しそうな雰囲気が漂っていました。製造品は販売され、障害者の収入になります。障害者同士、職員との間のコミュニケーション(サイン・ランゲージ)が素晴らしかったです。ここは二度目でしたが、感動の連続でした。この施設の食堂で、お昼の食事をいただきました。

ヘルシンキ市内に戻ってきて少し時間があったので、皆でスケートに出かけました。ホテルは駅から近くで、ヘルシンキ駅の横にアイススケートリンクがありました。多くの学生が初めてのスケートでした。地元の人たちからは笑われるシーンが多かったですが、子供用のソリもあって、楽しめました。

この日の夜は慣例で、ミットネンさん宅で一般家庭料理を御馳走になりました。ここの食事がおいしくて、毎年一番おいしいと好評です。最後に、学生の合唱で感謝の意を表しました。

26日は、午前中ヘルシンキ大学の図書館を見学し、午後は学童保育施設を訪問しました。フィンランド第1のヘルシンキ大学は、市内中心部に分散していますが、図書館を一元化させたようです。近代的な建築物ですが、福祉的な配慮が随所に見られました。図書館は人気があり、朝早くから学生が関取をするくらいです。国立大学ですが、民間企業が参入していて、レストランやショップがたくさん入っています。食事も、カフェもあります。自分で軽食をとれる電子レンジ等が配置されている部屋もあります。比較的寛げ友人と話のできるイエローゾーンから会話厳禁で静寂を強制するレッドゾーンもあります。一般市民も登録の上で、無料で利用可能であり、生涯学習の場ともなっています。窓を開けてテラスに出れば、ヘルシンキ大聖堂から街並みが見渡せるパノラマビューでした。アレルギーや体の弱い人用の特別の部屋もありました。.

午後は子育て支援の学童保育施設に行きました。多目的施設で、朝早い時間帯は乳幼児対象で、午後は小学生、中学生、夕方から夜間は青少年を受け入れています。校長先生は神をグリーンに染め楽しそうな方で、職員体制からサービスの内容、受益者のニーズを語ってくれました。

この日の夜に、アイスホッケーの試合を見に行きました。本場のプロスポーツの熱狂に皆感動していました。もの静かなフィンランド人の本性が一変する氷上の格闘技でした。

27日(木)は、ストロンベルグにある小学校を訪問しました。小学生と先生たちが我々を歓待してくれました。合唱の交換から、授業を一緒に交流しました。日本についての多くの質問を受けました。折り紙を教えました。外に出て、鬼ごっこもやりました。みんな、童心に帰って楽しそうでした。昼は小学校の給食を一緒に味わいました。仲良くなった子供たちが、バスの後を追って走ってきた風景が忘れられません。

最後に、帰りの飛行機の中で、暗い機内で窓を開けるとなんとオーロラが見えるではありませんか。白っぽい模様が次第に濃くなってきて、微かに緑色から赤っぽい色が確認できました。サンタさんからの最高のプレゼントでした。機内で1泊して、28日10時に無事に日本に帰ってきました。

今年は学生31人が参加しました。みんな感動の連続であったことでしょう。きっと生涯にわたる美しく、大切な思い出の一つになることでしょう。

(岡)

サンタクロース村

サンタさんを囲んで

サンポラ障害者授産施設

ストロンベルグ小学校

オーロラ鑑賞