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6月24日の「社会福祉学概論」において、ブランディングの視点から「サステイナブル」な企業活動に取り組んでいる喜多泰之さんによるゲスト講義が行われました。

社会福祉学概論は、この春に入学した1年生が「社会福祉とは何か?」「なぜ福祉が必要か?」といった原理的なテーマでさまざまな議論や実例を学ぶ講義です。その学びの一環として、今回の講義ではファッション業界等の事例を手がかりに、国連による持続可能な開発目標(SDGs)を踏まえて企業が考えるべき事業展開はどのようなものか、そしてそのような企業による事業がどのような意味で「福祉」といえるのかについて、受講生それぞれが考えを深めました。

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SDGsについて語るゲストの喜多泰之さん

ゲストの喜多さんは、前職はアパレル会社「(株)アーバンリサーチ」の社員としてブランディングという視点から各種企画や商品調達・広報に携わるとともに、社会課題に向き合った事業モデルやそのあり方についても模索されてきた人物です。そのキャリアを活かし、独立後に「(株)MILKBOTTLE SHAKERS」を設立し、現在はCEOとして活躍されています。
講義は、デザインやブランディングといったキーワードと「福祉」がどのようにつながるのか、非常に興味深い展開となりました。

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また、国連による持続可能な開発目標(SDGs)を意識した「サステイナブル」な企業活動が求められていること、そのためにも多業種・多業界のコラボによる社会や市場の「イノベーション」が不可欠であることが示されました。そしてそのイノベーションの実例として、羽毛の安定供給と障害者等の就労支援を目指して展開されている(羽毛の)リサイクル・プロジェクト「Green Down Project」や、地域と共に多様な就労困難者の仕事づくりを目指す事業モデルの様子が紹介されました。

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行政や社会福祉施設だけではなく、市民・地域・企業を巻き込んだ「福祉」をどのように構築したらよいか、その意義や課題について、そして「私たちが求める福祉とは何か」について多角的に考える貴重な機会となりました。

(文責・金子充)

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ゲストの喜多さん(左)と、同志で東海大学助教の竹内友章さん(右)