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柘植 あづみ

Azumi Tsuge
教員紹介プロフィール写真
7-1108(ヘボン館11階)
03-5421-5359
tsuge@soc.meijigakuin.ac.jp

近年の研究テーマ

1)「医療技術の開発/応用についてのジェンダー分析: 遺伝子・卵子・胎児への視線から」

「医療技術」のうち、「出生前親子鑑定(遺伝子検査)」、「体外に取り出された卵子の取り扱い(略称:卵子のゆくえ)」などの3本の柱を立て、研究代表者、分担者および若手の研究協力者とともに、技術の開発に携わる立場、技術を応用する立場、技術を利用する立場への調査を進めています。また再生医療研究や生殖技術に関する国際比較研究も行っています。 科学研究費補助金基盤研究(B)(2009/04~2012/03)研究代表者

2)「妊娠と出生前検査の経験」についての調査

2003年に実施した「妊娠と出生前検査の経験」のアンケートおよびインタビュー調査の結果をまとめ、『妊娠―あなたの妊娠と出生前検査の経験を教えてください』洛北出版(2009)を出版しました。最初の調査から10年を経て2013年から新たな調査を開始しています。 科学研究費補助金基盤研究(B)(2013/04~2016/03)研究代表者

3) 「健康とは何か」調査プロジェクト

2008年から学部と大学院の社会調査実習を契機に始めた、「健康とは何か」をフィールドワークとインタビューから考える研究プロジェクトです。人はどんな状態を「健康」とみなして、「健康」にどんな社会的・文化的な価値づけをするのか、人は「病気」の経験や「年を取る」経験をいかに捉えて、そこから何を得るのかについて報告書をまとめています。

担当授業

学部担当授業

  • 演習1
  • 演習2
  • 社会学特講A (災害と社会 コーディネーター)
  • 開発と健康の社会学/医療化社会論A
  • 医療と身体の人類学/医療化社会論B
  • コース演習

大学院担当授業

  • 研究指導
  • 医療と身体研究2A
  • 医療と身体研究2B
  • 研究指導(医療と身体研究)

主な業績

*最新の業績情報は以下のページからご覧ください。
http://www.meijigakuin.ac.jp/~atsuge/

著書

  1. 柘植あづみ『文化としての生殖技術―不妊治療に携わる医師の語り』松籟社1999年(2000年度婦人問題研究奨励金(山川菊栄賞)受賞)
  2. 柘植あづみ・加藤秀一編『遺伝子技術の社会学』文化書房博文社2007年
  3. 柘植あづみ・菅野摂子・石黒眞里著『妊娠―あなたの妊娠と出生前検査の経験をおしえてください』洛北出版2009年
  4. 柘植あづみ『妊娠を考える <からだ>をめぐるポリティクス』NTT出版 2010年
  5. 柘植あづみ『生殖技術―不妊治療と再生医療は社会に何をもたらすのか』みすず書房 2012年

論文

  1. 「治すこと」をめぐる葛藤―先端医療のオルターナティヴについて考える、近藤英俊・浮ヶ矢幸代編『現代医療の民族誌』明石書店、123-163頁所収、2004年
  2. 「終末期医療をめぐる諍い―テリ・シャイボの事例が映すアメリカの現在」『思想』vol. 976, pp.45-61, 2005
  3. Life After Experiences of Infertility Treatment: Akirameru - The First Step for Empowering, East Asian Science, Technology and Society: An International Journal,(Springer Netherland)Vol.2,No.3,pp.381-400, 2009.
  4. How Japanese Women Describe Their Experiences of Prenatal Testing, In M. Sleeboom-Faulkner ed. Frameworks of Choice: Predictive and Genetic Testing in Asia, Amsterdam, Amsterdam University Press, pp.109-123, 2010.
  5. Reconsidering ethical issues about "voluntary egg donors" in Hwang's case in global context, New Genetics and Society, 30:3, 241-252, with Hong, Hyunsoo, 2011.
  6. 「新型出生前検査」が可視化する日本社会の問題、『世界』、岩波書店、2013年1月号
  7. 「生殖医療」、山下真司編『公共人類学』東京大学出版会、87-102頁所収、2014年

社会的活動

  • 国際ジェンダー学会会長(2009-2010年度)
  • 日本生命倫理学会理事(2012-16年度)
  • 独立行政法人 女性の安全と健康のための支援教育センター (2014- 副理事長)

メッセージ

どの学問分野においても主流にはならない「科学技術・医療と文化・社会」について興味・関心を抱いたことにこだわり続けてきたら、多くの研究者仲間、教員仲間、同じテーマにこだわって市民運動を担っている人、そして学生・卒業生と知り合えました。

子どものころは、関心がいろんな方向に広がるために収拾がつかなくなり、あきっぽいのかと自分でも悩みましたが、年とともに、こだわりを大事にできるようになりました。ただ、年をとっても、守りに入らず、新しいことに挑戦するというのを自分に課していこうと思っています。

もうひとつこだわっているのは、食べること。おいしいものを食べること、作ること、飲むことが大好きで、食べることを通しても、いろんな人と出会うことができました。それは社会とは何かを知るきっかけをもたらしてくれます。なので、一緒においしいもの食べましょう。

ゼミ紹介

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2015年柘植ゼミ3年生ハンセン病資料館見学

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2015年柘植ゼミ3年生夏合宿