Miki Kubo
| 社会福祉学とはなにかへ |
専門領域およびその概要
ソーシャルワークの理論史、価値・倫理、福祉哲学・思想
ソーシャルワーク実践理論をどのように構築していくのか、ソーシャルワークの理論と実践をどのように連結していくか、歴史的視点も踏まえて検討しています。そして、ソーシャルワーク実践の根拠となる価値、その根源にある哲学・思想の探求を試みています。
近年の研究テーマ
- エンパワーメント論。当事者主体の実践理論としてのエンパワーメントモデルの構築に取り組んでいます。それは、ソーシャルワークの価値論の探求でもあります。
- セルフヘルプグループの意義。クライアントこそわが師という思いが根底にあります。そして、これをとおして逆説的にソーシャルワークの価値を探っています。
- 生と死をめぐる領域におけるソーシャルワーク。ソーシャルワークが、ターミナルケア、ホスピス、自殺といった、死をめぐる問題にどのように取り組むか、検討しています。
- 更生保護とソーシャルワーク。犯罪者の社会的回復の支援のあり方を、社会福祉の立場から探っています。
担当授業
学部担当授業
- ソーシャルワーク1A
- ソーシャルワーク1B
- ソーシャルワーク演習1A
- ソーシャルワーク演習1B
- ソーシャルワーク演習1C
- ソーシャルワーク実習指導1
- ソーシャルワーク実習指導A
- ソーシャルワーク実習指導B
- ソーシャルワーク演習2
- ソーシャルワーク実習1
- ソーシャルワーク実習
大学院担当授業
- ソーシャルワーク論研究A
- ソーシャルワーク論研究B
- 研究指導1
- 研究指導2
- 研究指導(ソーシャルワーク論研究)
※詳細はシラバスをご覧ください
研究実績
- 「支援活動の目的と価値」「支援活動の新たな展開②-エンパワメント」北川清一・久保美紀編『社会福祉の支援活動-ソーシャルワーク入門』、ミネルヴァ書房、2008年
- 「社会福祉の現代的課題③自己決定と自己責任」北川清一・遠藤興一編『社会福祉の理解-社会福祉入門』ミネルヴァ書房、2008年
- 「社会資源」「エンパワメントの援助枠組み」岡本民夫・平塚良子編『新しいソーシャルワークの展開』ミネルヴァ書房、2011年。
- 「ソーシャルワークの教授法-総論・各論の教授法-」佐藤豊道・北川清一編『ソーシャルワークの研究方法』相川書房、2011年。
- 「エコマップにおける人と環境の関係の質を読み解く試み―エコマップ評価枠組みとその事例への適用―」『ソーシャルワーク研究』32-3、2006年。
- 「障害者自立支援法とエンパワメントソーシャルワーク-ケアマネジメントをめぐって-」『ソーシャルワーク研究』33-2、2007年。
- 「更生保護施設における援助活動の特質」『研究所年報』39、2009年。(共著)
- 「多文化ソーシャルワークの援助観―異文化のルーツをもつソーシャルワーカーの実践を手がかりに―」『社会学・社会福祉学研究』132、2010年。
- 「更生保護における就労支援―官民協働による就労を通した社会的つながりの構築にむけて―」『研究所年報』40、2010年。(共著)
- 「更生保護施設における社会福祉の支援課題の検討―刑事司法と福祉の連携の模索―」『研究助成論文集』45、明治安田こころの健康財団、2010年。(共著)
- 「更生保護における支援特性-保護司の活動に焦点をあてて-」『研究所年報』41、2011年。(共著)