明治学院大学社会学部MENU

石原(英)ゼミ

石原 英樹(専攻領域:コミュニケーション論・文化社会学)

教員紹介ページへ

後期近代の価値観とコミュニケーション

テーマの説明

(キーワード)後期近代、性的マイノリティー、サブカルチャー、ソーシャルメディア

この演習では、ギデンズがいうところの後期近代の日本社会を対象に、人びとの価値観やコミュニケーションが以前と比べてどう変わったのか、なぜ変わったのかを考えていきます。

グローバリゼーションの進展を背景に、家族、企業、地域社会、科学技術など従来人びとのシェルターとなっていたものが揺らいでいき、社会の複雑性、不確実性が上昇しているように受け止められています。その時、人びとの価値観はどのように変容し、コミュニケーションはどのような形をとるのでしょうか。こうしたことに関して、主に「社会調査データを使った文献」を読んでいきます。

具体的には、①「性的マイノリティー」をめぐる議論を例に、異質な他者に対する社会的包摂や寛容性の拡大と問題点を議論します。また②対人コミュニケーションツールとしての「サブカルチャー」の役割や③SNSなどの「ソーシャルメディア」におけるコミュニケーションの特性に関して、理論とともに統計データに基づく分析結果を解釈していきます。④「サード・プレイス」「第三の空間」など、いわゆる「居場所」の意味について考えます。

ゼミの進め方・ゼミ合宿など

(1) 前半は文献を輪読します。グループに分かれて発表をしてもらいます。
(2) 原則として毎週レポートを提出してもらいます。
(3) 月に1冊程度、指定する本を読んでレポート(800字)を出してもらいます。
(4) 後半はフィールドワークや質問紙調査を行い、その成果をゼミ論にまとめます。

主要な参考文献

後期近代の価値観とコミュニケーションを学ぶ入門書として次のものを挙げます。
○森山至貴(2017)『LGBTを読み解くクイア・スタディーズ入門』筑摩新書
○ロジャー・グッドマン(2013)『若者問題の社会学―視線と射程』明石書店
○新雅史(2012)『商店街はなぜ滅びるのか―社会・政治・経済史から探る再生の道』光文社新書
○ダナ・ボイド(2014)『つながりっぱなしの日常を生きる』草思社
○岸政彦(2015)『断片的なものの社会学』朝日出版社