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半澤 誠司

Seiji Hanzawa
教員紹介プロフィール写真
1-0704(本館7階)
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shanzawa@soc.meijigakuin.ac.jp
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近年の研究テーマ

アニメ産業を対象に、2000年代のインターネットの急速な発達、企業合併、国際化の進展などの変化を踏まえて、生産工程、技術、取引関係、労働市場、などの特性に注目し、顕著になってきた地方立地の意味を調べています。同時に、アニメ産業に限らず、地方への移住や経済活動の活性化が、日本社会にとってどのような意味を持つのかにも興味を持っています。

担当授業

学部担当授業

  • 演習1
  • コンテンツ産業論/情報社会論A
  • 専門書講読
  • フィールドワーク演習
  • アカデミックリテラシー(社会学科)
  • 情報社会論/情報社会論B
  • 専門書講読(外)
  • 表現法演習

大学院担当授業

  • 研究指導
  • 文化産業論研究1A
  • 文化産業論研究1B

主な業績

著書

  1. 半澤誠司『コンテンツ産業とイノベーション-テレビ・アニメ・ゲーム産業の集積』勁草書房,2016年.
    →平成28年度中小企業研究奨励賞 経済部門準賞 受賞
  2. 半澤誠司・武者忠彦・近藤章夫・濱田 博之編『地域分析ハンドブック―Excelによる図表づくりの道具箱』ナカニシヤ出版,2015年.
  3. 半澤誠司:創造性と文化産業の立地-アニメ産業を例に-,松原宏編著『現代の立地論』古今書院,pp.139-150,2013年.
  4. 半澤誠司:アニメ産業とゲーム産業の立地再編,松原宏編著『立地調整の経済地理学』原書房,pp.229-243, 2009年.
  5. 野島美保・半澤誠司・和田剛明・柳川範之:コンテンツビジネスの未来―今後のビジネスの方向性を考える,新宅純二郎・柳川範之編著『フリーコピーの経済学―デジタル化とコンテンツ・ビジネスの未来―』日本経済新聞出版社, pp.194-217, 2008年.
  6. 生稲史彦・新宅純二郎・半澤誠司・和田剛明:フリーコピー化がコンテンツ産業成長の原動力,新宅純二郎・柳川範之編著『フリーコピーの経済学―デジタル化とコンテンツ・ビジネスの未来』日本経済新聞出版社, pp.48-82, 2008年.

論文

  1. Recasting the agglomeration benefits for innovation in a hits-based cultural industry: evidence from the Japanese console videogame industry. Geografiska Annaler: Series B, Human Geography, 2017. (Yamamoto,Dと共著).
  2. 半澤誠司:日本のコンテンツ産業の特徴と立地.地理・地図資料 2014年度 1学期号,pp.3-6,2014年.
  3. 半澤誠司:アニメーション産業における分業体制の変容. 文化経済学 10-1,pp.20-33,2013年.
  4. 半澤誠司:文化産業の立地と現況.統計 63-12,pp12-18,2012年.
  5. Redundancy, "Creative" Innovation and Agglomeration: Japanese Home Videogame and Television Program Production Industries, URP GCOE DOCUMENT, 9, pp.118-125,2011.
  6. 文化産業の創造性を昂進する集積利益に関する一考察. 人文地理 62-4,pp.20-39,2010年.
  7. 日本のコンテンツ産業の現状と地方分散の可能性.東アジアへの視点18-4,pp.55-61,2007年.

その他

  • 『新詳 資料 地理の研究』(分担執筆),帝国書院,2009年.

社会的活動

  • 平成18年度デジタルコンテンツ業雇用高度化懇談会委員,2006年.
  • 大学入試センター試験作問委員(地理),2011年~2012年.
  • コンテンツ海外展開情報基盤整備委員会,2012年.
  • アニメーション産業における下請環境改善に向けた検討委員会委員,2015年.

メッセージ

日本が長いこと不景気にあるせいなのか、いつの頃からか、「無駄」を排除して効率的に組織も人生も運営していこう、という風潮が強くなったように思えます。人生で最も自由な時間を謳歌できるはずの大学生の間でも、それは変わりません。一方で、これまた近頃強調される「創造性」は、ある程度の「無駄」の中から育まれていくものだということが、経験則だけではなく、社会学などの研究によって明らかになってきました。

何が役に立つかは、案外最後まで分からないものですし、大学生の期間ぐらいは、目先の役立ちそうなことばかりをやるのではなく、興味の赴くままに、勉強に限らず、様々なことに手を出してみるのもいいと思います。何の役に立つのだろうなんて言わずに、社会学の勉強にも4年間ぐらい思いっきり打ちこんでみて欲しいなと、思ってはいますが。ですから、色んなことをするために、そして「無駄」なこともするために、一つ一つの行動を速くして時間を確保するという効率性の追求は必要になってくるのも現実ではあります。後々振り返って大学で学んだこと全てに意味があったということはないでしょうが、やっておいて良かったと思えることもきっとあるでしょう。

大学の研究者の存在意義も、一見どこまで社会の役に立っているか分からないけれど、実は社会の「創造性」の源泉の1つであるような、そんな社会にとって意味のある「無駄」、というところにあるのかも知れません。

ゼミ紹介

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「文化と経済の関係」について考えるゼミです。毎年試行錯誤している部分があるため、若干進め方が変わりますが、基本的に、3年生はひたすら文献を読み、 疑問や論点を提出し、教員による解説や突っ込みも交えながら議論しています。4年生は、各自で決めたテーマを元に卒論執筆を進めていきます。テーマは「文化と経済の関係」に囚われる必要はないですし、自由に決めて構いません。ただ、指導教員は、作品論などは不得手であり、組織・産業や地域といった観点から 考える方が得手ではあります。

ゼミはサークルではありませんし、あくまでも学問の場です。しかし学問は、実に人間的な営みであり、机上に留まるものではありません。ゼミでは机上学習を重視してはいますが、それは実際に現場に出た際に深い関わり方ができるための準備ですし、他者への多面的な理解を可能にし、人間関係を育むための手段になり得ます。

そのように考えてもいますので、教室外の活動としては、美術館などの文化的施設やイベントを見に行く時があります。また、学年を超えた飲み会なども行っており、ゼミ生同士は仲が良いようで何よりです。学習・研究活動を通じて、気の置けない友人ができることが、ゼミの一番の醍醐味だと思っています。

半澤ゼミ
ゼミOB/OG会(2014.11.30)