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高倉 誠一

Seiichi Takakura
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7号館10階1006号室
03-5421-5348
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専門領域およびその概要

子ども主体の特別支援教育

 専門は、障害のある子どもの教育(特別支援教育)です。教育では、障害の有無にかかわらず、子どもそれぞれの思いと力の最大限の発揮を願います。しかし、障害があると特有のハンディーがありますから、相応の支援が必要になります。加えて、子どもの思いと力の発揮は、その前提条件として、子どもたちが主体的存在であることが欠かせません。子どもたちが、「やらされる、させられる」のではなく、「自分から、自分で、精一杯」取り組めるようにするためには、単なる授業のみの問題ではなく、学校教育のあり方も含み、望ましい姿を考えていく必要があります。
 これは、教育のみの問題ではありません。障害のある人の中でも、特に知的障害のある人は、その意思の表明に困難性があるために、その方々の思いや意思が軽視され、社会の中で客体的存在に置かれがちでした。福祉の場・教育の場にかかわらず、この社会で、いかに障害のある人を主体的存在とするか。つまり、社会のあり方も関わってくるのです。

近年の研究テーマ

 これまで特別支援教育の中でも、特に知的障害教育について、子ども主体で進める授業のあり方や学校生活のあり方、そのための具体的な改善や工夫について、志を同じくする特別支援学校・学級の先生方と共同し、実践的に研究をしてきました。
 しかし、近年は、障害のみならず、貧困や虐待、性的少数者の子ども、不登校など、応援が必要な子どもが多様化しています。この子どもたちは、それぞれに特別なニーズを有していますので、こうした子どもたちの教育的支援についても関心を持ちつつあります。

担当授業

学部担当授業

  • 基礎演習
  • 特別支援教育総論A
  • 特別支援教育総論B
  • 演習1
  • 演習2
  • 卒業研究

大学院担当授業

  • 研究指導1
  • 研究指導2
  • 社会福祉研究法A
  • 特別支援教育論研究A
  • 特別支援教育論研究B

※詳細はシラバスをご覧ください

研究実績

著書

  • 「はじめてのインクルーシブ保育」、合同出版、2016年。(共著)
  • 「知的障害教育総論」、放送大学教育振興会、2015年。(共著)
  • 特別支援の「子ども理解」よさが生きる教育サポート、K&H、2012年。(共著)
  • 「自閉症支援のすべて」、日本文化科学社、2011年。(共著)
  • 「生活単元学習、作業学習の進め方Q&A」、K&H、2009年。(共著)
  • 特別支援教育のための支援の最適化「できる状況づくり」、K&H、2008年。(共著)
  • 「特別支援教育のための知的障害教育・基礎知識」、K&H、2007年。(共著)
  • 「障害教育福祉論―今を豊かに生きる」、大揚社、2001年。(共著) ほか

論文等

  • 知的障害教育の取り組みから今後のインクルーシブ教育のあり方を考える~知的障害教育の経緯と小出進の教育論をもとに~、生活中心教育研究第26号、2015年。(単著)
  • 「特別支援教育の理念」の解釈に関する考察―「特別な教育的ニーズ」概念の検討をもとに、植草学園短期大学紀要第16号、2015年。(単著)
  • 知的障害教育の作業学習のあり方に関する検討~昭和50年代の千葉大学教育学部附属特別支援学校における教育実践を基に~、植草学園短期大学紀要12号、2011年。(共著)
  • 「ニーズ」を満たす子ども主体の授業の追求―生活中心教育の観点から、発達障害研究第32巻第1号、2010年。(共著)
  • 生徒主体の作業学習に関する考察―知的障害特別支援学校教師に対する4つの要点に即した調査から―、植草学園大学紀要第1号、2009年。(共著)
  • 作業学習の取り組みを追って(※連載)、生活中心教育研究第9~10号、2007~2012年。(単著)
  • 障害幼児をもつ家族の相談先に関する調査研究―A市内の保育所・通園施設利用世帯を対象に―、発達障害研究第29巻第1号、2007年。(共著)
  • 知的障害者生活支援事業に関する調査研究―知的障害者本人への聞き取りを中心に、2001年。千葉大学教育実践研究第2号。(共著) ほか

社会的活動

  • 日本生活中心教育研究会機関誌編集委員。2003年~現在に至る。
  • 一般財団法人短期大学基準協会第3者評価員。2012~2015年。
  • 全日本特別支援教育研究連盟理事。2013年~現在に至る。
  • 日本発達障害学会評議員。2015年~現在に至る。

プロフィール

福岡県に生まれる。千葉大学大学院教育学研究科修了。教育学修士。東京都内の知的障害者施設に勤務後、植草学園短期大学を経て、2016年より本学社会学部社会福祉学科准教授。