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演習

【ゼミ紹介】岡本ゼミ:皆で支えあって学んだ1年半

社会福祉学科ソーシャルワークコースの4年生ゼミは、28日間の社会福祉分野の現場実習と卒業論文の作成を目的としています。このゼミは3年の秋学期から始まりますので、1年半にわたり同じメンバーで学習を続けています。

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〈授業風景〉

当初、このゼミは大きな不安の中で始まりました。「このメンバーはかなりハードですね」とか、「大丈夫ですか、このメンバーで」とか、学科の先生方や社会福祉実習センターのスタッフから心配されました。それだけの課題を抱えたメンバーがそろったということです。もちろん、大きな問題のないメンバーもおりましたが、いろいろと課題を抱えている仲間をどのように支えていくか、がゼミメンバー全員の肩にかかりました。
そこで、最初のゼミの合言葉は、「最低からの出発。あとは上がるしかない。皆で浮き上がろう」というものでした。国家試験の結果は卒業式前になりますので、結果はまだ不明です。でも現場実習での評価や卒業論文作成過程をみるかぎり、「やればできる」という印象です。このメンバーのゼミで良かったと、いまは皆思っているはずです。もちろん私もそう思っています。  

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〈集合写真〉

(文責:岡本 多喜子)

**学内学会発行『Socially』25号より転載**

【ゼミ紹介】茨木ゼミ:最前線の実践に触れながら学ぶ障害者福祉

私が担当するソーシャルワークコースの3、4年生ゼミは、障害者福祉の中でも身体障害者を中心とする分野で実習する学生たちが学ぶ演習です。学生たちは、リハビリテーションセンター、 障害者地域活動ホーム、内部障害者支援施設、ろう重複者施設などで専門実習をしています。3年生秋学期には、障害をどうとらえるか、特に医学モデルと社会モデルによる障害のとらえ方の違いや、その結果としてのアプローチの違いを学んでいます。

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〈授業風景〉

また、学内での学びだけでなく、その時々の障害者問題の最前線に触れる機会を提供したいと考えて、高次能障害や難病支援、また障害者の自立生活などについてのシンポジウムや現場での実践に触れる機会を提供しています。特に障害者自立生活センターで、障害当事者の方の地域での生活に直接かかわる体験は、学生たちにとって大きな刺激になっているようです。4年生では、実習、卒業論文、国家試験対策と、いくつかの課題を乗り越えなければならないソーシャルワークコースですが、卒業時にぐんと成長したそれぞれの学生たちを送りだすのが何よりの成果だと感じています。 

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〈集合写真〉

 (文責:茨木 尚子)

**学内学会発行『Socially』25号より転載**

【ゼミ紹介】米澤ゼミ:福祉と仕事の接点を対話から学ぶ

 今年の米澤ゼミは、主にワークライフバランス、女性の社会進出に向けた解決策を学びました。幅広いテーマで、育児、男性の家事参加、介護などどうすれば人々がより快適に生活を送れるか学びました。また、日本だけでなく欧米やさまざまな国と比較し、より良い政策を作るにはどのようにしたらよいかも考え、学びました。

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〈ゼミ論構想報告会での様子〉

米澤ゼミの特徴は、ひとりひとりが自由にテーマを決め、そのテーマをどのように解決できるのか、どうしたら人々はより快適に生活できるのかと自分自身で考え学び、それを発表し、先生含めゼミ生みんなでディスカッションして解決策に持っていくといった授業展開です。そのため、一人ひとりが学びたいテーマを選ぶことができ、そのテーマについて学び発表をして、討論しました。また、今期の授業では、文献を2冊使用し、ワークライフバランスの根本的な部分から学び発展させました。少人数であるので、毎回全員で意見を交換できるといった点も米澤ゼミの特徴です。アットホームで話しやすい先生です。また少人数なので、ゼミの時間には全員が意見を発することができ、自分の意見をみんなと討論することもできます。また、米澤ゼミは女性の就労についてもよくディスカッションし、企業についても学ぶ機会を設けられているので、就職活動にも生かせます。また、卒業論文について早い段階からテーマ、構成を思考できスタートすることができます。

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〈全体写真〉

【ゼミ紹介】久保ゼミ:少人数・学生主体で学ぶ母子・児童福祉

 今年の久保ゼミは、児童福祉分野に進む志を持ち、母子生活支援施設と婦人保護施設へ実習に行く5人の学生が所属しています。

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(集合写真)

久保ゼミの特徴は、人数が少ない分全員が先生と近い距離間で話し合うことができることで、一人ひとりに対して先生に多くの時間を割いていただけることは、実習を控えた学生にとって大きなアドバンテージです。通常授業では毎週順番に自分の決めたテーマ(論文の場合もあれば、実習関係の場合もある)について発表していくスタイルが主で、距離が近い分ディスカッションもしやすく、普段の多人数授業ではおしゃべりに見える久保先生よりも学生主体で進められる場面も多いです。そのため、学生主体で考え、調べる癖がついてきたように思います。
そのほかにも、実習を終えた先輩の実習報告を聞く機会であったり、実習先の方や、実習生を支えてくださるフィールドインストラクターの方のお話を伺う機会であったりと、目標を明確にしていくためのサポートが多いです。

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(授業風景)

また、実習や卒業論文について早い段階からスタートすることができ、目を背けることなく目標に向かって進んでいくことができます。実際に卒業論文を書く際に使用する、論文検索や記事検索などの方法を学ぶガイダンスも行われました。
久保ゼミはアットホームで意識を高められるゼミだと思います。

文責:3年 今中望

【ゼミ紹介】金ゼミ:ディベートを通して学ぶ社会政策

 金ゼミの紹介をさせていただきます。本ゼミのテーマは社会政策です。現在の日本社会が抱える問題をグループワークで協力して研究し、金成垣先生の指導のもと解決策を考察していきます。
 本ゼミの特徴は、これらをディベートを用いて行うところです。勝敗が決まるため一般的な発表より本気で取り組め、勝つために必死に調べ、考えるのでより密に学習できて、私達生徒にとって大変為になる授業です。

20161221-1.JPG(ディベートの様子)

私達は次のテーマでディベートを行いました。

議論テーマ1
大学授業料無償化の是非について
議論テーマ2
配偶者控除の廃止の是非について
論題テーマ3
ベーシックインカムの導入の是非について
論題テーマ4
AIによる労働代替の是非について

一見難しそうに思うかもしれませんが、先生がわかりやすく、丁寧に教えてくれるため履修前にこれらについて知らなくても問題ありません。ディベート本番では見応えのある熱戦が繰り広げられていて、ディベートを聞いている側の生徒も、より知識を深められています。

またもう1つの醍醐味、韓国合宿も楽しいイベントです。希望者のみの企画ですが、行くことをおすすめします。私達は一気にゼミ生のみんなとの距離が縮まり、一体感が生まれ、ゼミが本当に楽しくなりました。

20161221-2.JPG(9月に行われた韓国合宿にて)

 本ゼミは就職活動にも役に立つ日本社会の現状を知れるいい機会であるのと同時に、みんなで楽しく、やる時はやる充実した学びの場所となっています。

 大学生活の代名詞でもあるゼミ活動。ゼミの選択が残りの大学生活を大きく変えると言っても過言ではありません。さらに充実した大学生活を送るために金ゼミは大きな実りあるものを提供してくれます。

20161231-3.JPG(14sw金ゼミの集合写真)

文責: ゼミ長 3年 房野将己

【ゼミ紹介】高倉ゼミ:「生きづらさ」を抱える子どもたちへの支援をテーマに

このゼミでは、障害のある子どもや経済的に不利に置かれている子どもなど、なんらかの「生きづらさ」を抱えている子どもたちの支援をテーマに取り組みを進めています。加えて、本ゼミでは、文献だけでなく、実際の現場に関わって考えを深めることを大切にしています。学生さんそれぞれが、自らのボランティア先やアルバイト先などの様子を踏まえて、問題意識を深めています。
夏やすみには、子ども主体の学校・教育づくりについて真摯な取り組みを続けている高知市立特別支援学校の参観も行いました。これがご縁となり、11月には、前校長先生を本学にお招きしてお話いただきました。
自分を形作るのに、人との出会いが大きな影響を及ぼします。学生さんも私もその意味では対等です。出会いを大切に、思い出に残るゼミになればと考えています。

(文責:高倉 誠一)

20161202-1.jpg(高知市内の市電で移動)

20161202-2.jpg(日本一の清流「仁淀川」でアクティビティー(カヌー)も)

**学内学会発行『Socially』25号より転載**

ゼミ紹介・村上ゼミ

 ソーシャルワークコース・2年生の精神保健福祉援助演習(基礎)、村上先生のゼミをご紹介します。このゼミは、精神保健福祉士の資格取得に向けた、準備段階のものです。

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 この授業ではまず、自分を知るところから始めます。自己紹介やなぜ社会福祉の学びを希望したのか、などです。2年生ということもあり、まだゼミの仲間もお互いに把握しきれていないところからのスタートですが、この最初の段階でお互いのことを知ることができます。そして、志を語ること、お互いの志を聞くことで切磋琢磨して学びに励むことができます。
 つぎに、相談援助にかかわる基本的なことについて学んでいきます。面接において求められることを考えたりします。その際には、それぞれが思うことを書きだし、共有・考察しました。ホワイトボードいっぱいに、みんなの考えが書きだされました。その後、DVD資料の閲覧を通して、面接の方法について学びを深めました。また、実践的なことも学びます。面接をしていくうえで必要となってくる記録、中でもファミリーマップの描き方を学びました。
 車いすや、ブラインドの体験も行いました。初めての人も、体験したことがある人も、当事者の立場に立つことを考えながら取り組みました。
 前期の最後の授業では、外部講師の田村綾子先生をお招きして、実習の心構えを学習しました。
 毎回の授業で、多くの学びを得ることができます。ゼミ形式ということで、ワイワイと、そして切磋琢磨することができます。考えを深め、新しい発見をするのに、とてもいい時間となりました。

ゼミ紹介:松原ゼミ

 ソーシャルワーク演習は、3年秋学期のソーシャルワーク実習指導Aでスタートし、4年秋学期のソーシャルワーク実習指導Bと並行して開講される持ち上がり型の演習(ゼミ)です。実習は、社会福祉士国家試験受験資格を得るために指定された諸機関・施設のなかで児童福祉関係の分野である児童相談所、乳児院、児童養護施設、母子生活支援施設等で4年春学期、夏期休暇を中心に実施されています。実習経験を基に、個々の実習の振り返りとともに、共通するテーマ、例えば「子ども虐待」などについて、話し合いをする形で進めています。現場は、教室内で学んだことを、現実にそくして学び直す機会を与えてくれます。同時に、人間的成長の機会でもあるようで、頼りなさそうに感じていた学生が、実習に活き活きとして取り組み、実習担当者からおほめをいただくことも珍しくありません。
 4年秋学期は、卒業論文作成に取り組む時期でもあります。大学から借り出したノートパソコンが机にいっぱい並ぶことがゼミの日常的光景になっています。メンバー全員が熱心に取り組んでいるのですが、どうしても遅速の差は出てしまいます。そこで、恒例の松原ゼミ「じゃんけん」と「大船○○○」の登場です。3年のグループ発表の順番から始まって、個人指導、ゼミの懇親会お世話係などを決めるときなどなんでも、松原先生とじゃんけんの結果次第です。「大船○○○」は、卒業論文作成が年内に終わらない場合、年明けすぐの提出に向けて、年末授業日が終わっても、大船のファーストフードに集合して、卒論指導となります。年によって人数は少なかったり、多かったり、今年は何人になるかな。

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ゼミ紹介・久保ゼミ

 みなさん こんにちは。
 ソーシャルワークコース・2年生のソーシャルワーク基礎実習のゼミをご紹介します。
 4月ゼミがスタートしました。

   
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   (14人のメンバー、全員集合!です)
  

 このゼミは、クラスワークだけでなく、夏季休暇中には、社会福祉の現場で1週間配属実習に取り組みます。春学期は、実習に臨むための準備学習として、ゼミのメンバーそれぞれが、自分の実習機関・施設がどのような支援活動をしているのか調べ、発表しました。そのうえで、自分が実習でどんなことを学びたいか、具体的に目標を設定しました。準備万端整えての実習先への事前訪問でしたが、かなり緊張しました。
 夏期休暇に入ると、いよいよ現場での実習本番です。各メンバーが、地域活動支援センター、多機能型事業所(就労継続支援B型・生活介護)、学童クラブ、更生保護施設、地域ケアプラザなど、多様な機関・施設で現場実習に取り組みました。利用者や職員とのかかわりをとおして、自分自身への気づきがあり、また支援するとはどういうことなのか改めて考えさせられました。
 秋学期には、一回りたくましくなって元気に教室に戻ってきました。実習体験は、夏の暑さとともに、記憶の中にしっかりと刻まれたことでしょう。そして、実習報告では、最初は遠慮がちでしたが、回を重ねるにしたがって活発に質問や意見が出るようになり、お互いの考えを交換することができました。実習での学びをメンバー全員で共有しながら、各自の学びを深めるとともに、もうひとつの視点をもつことができました。まさに、グループの力ですね。

  
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 こうした実践的な学びを経て、3年次からのソーシャルワーク専門実習へ進んでいきます。ゼミ担当者は、毎年学生さんとの年齢差が広がりちょっぴりつらいですが、学生さんからいつも刺激を受けています。ここで得た学びを糧として、ソーシャルワーカーのたまごたちがどのように育っていくか、とても楽しみです。

ゼミ紹介:岡本ゼミ

◆2年 ソーシャルワーク演習1A・1C

 私たち14SWの岡本ゼミは、男子4名、女子9名の計13名で活動しています。ゼミのメンバーはそれぞれ個性が強いのですが、ゼミ長の中心に仲良く、楽しく活動しています。
 そんな愉快な仲間たちではありますが、1つのテーマに対して激しい議論が展開されます。ゼミという少人数制であるため、積極的な授業参加が可能です。一人の意見に対して、「私はこう思う」や「こうした方が良いのではないか」といった自己主張を個々が明確に示すことで、他の学生の異なる考え方を学ぶことができます。議論の中で、私たちが知らない知識や補足することがあれば、先生から説明があり、より一層学びを深めることができます。
 金曜日の6限ということで、1週間の疲れと講義の連続している曜日であることの疲れがありますが、とても自分のためになるゼミです。先生の私たちに求めるレベルは非常に高く、それに応えるのは大変ではありますが、ソーシャルワーカーになる過程で必要なことであり、将来に繋がると確信しています。
 このゼミはとても明るい雰囲気ですが、やるときはやるといったメリハリがあります。先生と愉快な14SW生のゼミは、とても充実した学びができる場所です。

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文責:ゼミ長 14SW1054 小倉達也


 ◆2年 基礎実習指導
 
 私たちのゼミでは相談援助の知識と技術を習得するために講義、グループ討議、発表を行いながら学んでいる。
 二年次では夏休み期間中に実習があるため、春学期は実習に臨むために「配属分野別 用語集」を用いて福祉の知識、単語の習得を行った。実習は障害、高齢、児童、地域の分野に別れていたが、自分が配属された分野だけではなく、すべての分野の用語を自分で調べ、書くことによって、社会福祉に必要な知識を万遍なく学んだ。学んだ知識はゼミ内の口頭テストによってアウトプットし、定着させていった。また、各々の実習先の施設について調べ、各施設の概要、サービスなどを学んだ。学んだ知識は同じ実習先に行く仲間とまとめ、ゼミで発表した。これにより、自分の実習先だけではなく、他の実習先、分野についても学ぶことができた。
 秋学期は夏休み中の実習で感じたことを共有した。また、実習先で学んだことを実習報告書に記した。さらに、同じ実習先の仲間と共に学んだことをまとめ、分野別に発表した。一つの分野に二つ以上の施設がある場合は同日に発表を行い比較することによって、同じ分野の施設の共通性、施設ごとの違いも分かった。発表後には質問時間を取り、ゼミ内で討議することにより、知識を深めている。
 岡本ゼミでは15人という少人数で顔を合わせての講義であり、質問があったらその場で先生に質問できる。一つの質問から発展して、多くの知識を得ることができている。今後は、学んだ知識、実習先での学びを生かし、三年次への授業、将来に繋げていきたい。


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                   文責:14SW1213 日比生杏実

◆3年 ソーシャルワーク実習指導A

 私たち「3年岡本ゼミ」は、男性3人・女性7人、計10人で活動している「高齢者分野」のゼミです。同じ分野に興味がある人が集まっていることもあり、みんな仲が良く和気あいあいとした雰囲気の中で、オンとオフを切り替えながら勉強に励んでいます。
 
 普段の授業内容は、4年次に控えているソーシャルワーク実習に向けての事前学習を主に行っています。今年のメンバーは「特別養護老人ホーム」、「養護老人ホーム」、「地域包括センター」などで実習を行うので、各自実習先の概要・歴史・地域特性などを研究し、それを発表し合い知識の共有をしたり、そこから出てきた新たな疑問に対しディスカッションを行ったりして、メンバー全員で協力して知識を深めています。学生だけでは解決できない疑問に関しては、先生が助言・指導してくださり、有意義な学びの時間を過ごせています。また4年生の先輩方との交流の機会も先生が作って下さる為、実習に臨む上でのアドバイスや体験談、国家試験の勉強方法や就職活動などについても実習先ごとに分かれて詳しくお話を聞くことができます。
 
 岡本ゼミは「集中すべき時は真剣に」「遊ぶ時はとことん楽しむ」、そんなメリハリのあるゼミです!高齢者福祉に興味がある人はぜひ入ってみてください!! 

 
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文責:ゼミ長13sw1121 末竹匠


◆4年 ソーシャルワーク実習指導B・卒業論文指導

 岡本ゼミでは高齢者福祉をテーマとして、男子4人、女子7人の計11人で学修に励んでいます。ソーシャルワークコースのゼミを受講している学生は、社会福祉士の資格を取得するために、社会福祉実習、卒業論文の作成、国家試験準備の指導を受けます。実習中は、メンバーそれぞれが実習先で学んだこと・感じたことなどを教室で報告します。疑問点や事例に関して、ゼミのメンバーで考えながら、ケアのあり方やソーシャルワーカーに必要なことを学んでいくことができます。
 授業や卒業論文の添削の際には、先生から的確が指摘がなされるため、学生は考える力が着実に身についていきます。また先生からいろいろな事例などの話しを聞くことができ、高齢者福祉だけではなく、福祉全般について日々関心が深まります。
 ゼミの雰囲気も良く、自分の思ったことを言いやすい空気になっています。
 

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 文責:12SW1011 家田佳奈

ゼミ紹介:新保ゼミの四季

 新保ゼミの2年生、3年生・4年生のゼミでの学びの様子をご紹介します。
 2年生は、ソーシャルワークの基礎を学びます。1時間目の基礎実習のクラスでは基礎実習の事前準備、事後の振り返りとスーパービジョンを行っており、6時間目のソーシャルワーク演習のクラスでは、ソーシャルワークの援助・支援の基礎知識、技術を学びます。
 3年・4年次のゼミは、公的扶助分野に関心のある学生が履修し、4年生の夏休みに、生活保護施設、福祉事務所、ホームレス自立支援施設で実習させていただいています。

~春~
 春学期には、2年生のゼミがスタートします。1時間目は、毎回、朝から元気に、実習に向けての学びを始めていきます。6時間目は様々な演習を体験し、時には、ゲストを招いて、実際の支援について学びます。

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(1時間目 基礎実習のメンバー)    (6時間目 ゲストを招いての演習です)

~夏~
 夏休みに、2年生は6日間、4年生は23日以上、施設、相談機関で実習させていただきます。実際に、支援が行われているフィールドで学び、学生たちは、大きく成長してキャンパスに戻ります。

~秋~
 秋学期から、3年生の演習が始まります。10月には、明治学院大学の合宿所「黎明館」で、卒業生にも参加していただいて、合宿を行います。先輩の姿にふれ、将来を真剣に考え始めるきっかけとなる合宿です。

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(合宿の様子)              (夕食の風景)

 秋学期の大きなイベントは、4年生の「実習体験報告会」です。4年ゼミのメンバー全員が、実習で学んだことを報告します。3年生も参加して、次年度に向けた準備を始めます。 
 報告会には、実習先でご指導いただいた実習指導者の方々もお招きします。豊かな経験を持つ実習指導者の方々に、こうして、丁寧にご指導いただけることは大変ありがたく、ソーシャルワーカーを目指す学生たちの大きな力となっています。

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(報告会の風景)             (全員で集合写真を撮りました)

~冬~
 4年生は、1月の初旬に卒業論文を提出するとともに、下旬には、社会福祉士の国家試験を受験します。それぞれ、準備に時間もかかり大変ですが、大学生活4年間の総まとめをする中で、卒業後、ソーシャルワーカーとしてそれぞれの場で実践するための力を蓄えます。
 それが終わると、3月には卒業式を迎えます。卒業後、6月の土曜日にはキャンパスで再会し、近況の報告をするのが恒例です。卒業生とのつながりは、卒業後もずっとずっと続いていきます。それが、社会福祉学科、そして新保ゼミの宝物です。

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(卒業式に4年ゼミのみなさんと)

ソーシャルワークコース専門ゼミ(茨木演習)

 ソーシャルワークコースでは、3年生の秋学期から分野別に分かれての専門演習が始まります。社会福祉士受験資格をめざす、主に身体障害領域の専門演習である茨木演習の1年半の学びを紹介します。

3年生の秋学期、
ゼミでは、各自が実習施設で出会う利用者の方の「障害」について、多角的に学びます。医学モデル、社会モデル、ICFといった障害の定義について学び、各自が障害をどうとらえるかを調べ、発表することを中心に学んでいます。

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 3年ゼミでは、都内の「障害者自立生活センター」での1日実習を経験します。自立生活センターは、障害当事者が運営の中心となり、地域で暮らす仲間の支援や、アドボカシ-活動をしています。昨年度は、STEPえどがわを訪問し、スタッフの方々から、これまでの人生について、なぜ当事者として自立生活運動にかかわったのか、じっくりとお話を伺い、自立生活センターが担う障害者支援の意義について理解を深めました。当時ダスキン障害者リーダー研修により、センターで研修中のウズベキスタンからの障害当事者の方と一緒に研修を受けました。

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 4年生になると、春学期の主に6~7月にかけて各自が配属実習に出ます。週に1度ゼミのために帰校します。ゼミでは、お互いの実習体験について交流し、実習体験を深めています。ゼミ仲間の存在が力になる時期です。

 4年生の秋学期は、いよいよ卒論執筆本番。ソーシャルワークコースでは、全員が実習体験を基盤とする卒論を執筆することになっています。また同時に、来年1月の国家試験にむけての受験勉強も本格化します。12月末、全員卒論が仕上がり、研究室でクリスマス打ち上げパーティーをしました。

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 国家試験を終え、茨木ゼミ恒例の実習先への卒論要旨集の印刷作業です。各自が実習体験を深化させて書き上げた卒論の内容についてまとめた要旨集をお世話になった実習先に送ります。忙しく、充実した1年半、皆それぞれの社会福祉の学びを生かした旅立ちを迎えます。

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明石ゼミ:SONYの赤羽進亮さん、WHILLの内藤淳平さんと福祉開発を考える。

3年生の明石ゼミ(福祉開発コース)では、毎年、さまざまな福祉開発プロジェクトにチャレンジします。これまで、国際協力に向けた政策提言、東アフリカの子どもたちの学校給食に寄付する仕組みの導入、留学生を支援するバディ企画の立ち上げなどに、ゼミチームで取り組んできました。今後はものづくりと社会福祉の融合も考えていきたく、今年度のゼミにSONYの赤羽進亮さんとWHILLの内藤淳平さんに参加していただきました。

赤羽さんは、長期入院を余儀なくされている子どもたちが病院から動物園などにバーチャルに遊びに行けるZootopia(ズートピア)をはじめ、コンピュータ・プログラミングによるさまざまなデバイスを開発されています。内藤さんは、「100m先のコンビニ行くのをあきらめる」という一人の車いすユーザーの声から、WHILLというベンチャー企業を立ち上げ、機能性に富んだ電動車いすをパーソナルモビリティとして開発されました。WHILLは、アメリカ、シリコンバレーのイノベーション・カンパニー60社のうち唯一の日系企業として選ばれています。

「開発って身近なところから始まるんだ!」学生たちはお二人が開発された製品に実際に触れ、大きなイノベーションが現場での小さな出会いからから始まることに感銘を受け、現場でのアセスメントや観察の重要性などについてディスカッションしました。たくさんの刺激を受けて、明石ゼミチームは発想力、思考力、開発力を高めていきます。

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WHILLが開発されたパーソナルモビリティには様々な気配りがされていることを実感

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SONYの赤羽進亮さん(右上)、WHILLの内藤淳平さん(右下)と明石ゼミチーム

国際福祉、プロジェクト開発、チームワーク、マネージメントが明石ゼミのキーワード

社会福祉学科では、人々がより良い生活を営み、ウェルビーイングを高めるために、どのような支援ができるかを、国内、外国、グローバルの視点から幅広く学びます。

3年生と学習する明石ゼミ(演習1)は、国際福祉をテーマに開発途上国が直面している問題やグローバル化する社会が抱えている問題を学び、プロジェクトによる支援方法を考えます。開発途上国の子どもたちが直面している問題、貧困、ジェンダー格差の課題、日本国内の外国人のニーズなどについて知識を深めます。そして、これらの課題に取り組むプロジェクトを計画します。プロジェクト開発に必要な知識、ニーズ・アセスメント、思考法などについて学習し、チームを組んで開発していきます。より良いチームワークを作り上げていくため、リーダーシップ、チームワークについても学習します。

ゼミでは、毎年、異なるプロジェクトにチャレンジしますが、これまで、Table for Twoという、アフリカの子どもたちの学校給食を支援するシステムの学内導入、外部助成金を活用した東日本大震災復興支援、ポスト・ミレニアム開発目標(開発途上国の問題を解決するために2015年以降に世界レベルで取り組む目標)への提言などを実践してきました。

また、学内での学習に加え、学外での学習も大事にしています。これまでに、バングラデシュの社会起業家モハマド・ユヌス氏のセミナー、ハーバード大学のマイケル・サンデル教授の白熱教室、IMF・世界銀行年次総会などの国際的な会議やイベントに参加してきました。

2014年度の春学期、多文化ソーシャルワークの視点から、社会福祉学科の留学生をサポートするシステムとして、バディー制度の開発に取り組んでいます。秋学期は、開発途上国、新興国の人々とのBOPビジネスについて学習する計画です。

プロジェクトを開発するためには、ニーズを分析することが必要です。そのためのツールとして、問題系図の作成方法を学習します。

プロジェクトのアイデアを発展させていくための基本ツールとして、実社会で活用されているKJ法、フォース・フィールド・アナリシス、SWOT分析、プロジェクト・サイクル・マネージメント(PCM)、ブルーオーシャン戦略などを学びます。授業の始めにこれらのツールを学生たちに紹介すると、それらが何を意味するのか想像できないという表情を見せますが、ゼミが終了するころには、これらのツールを使ってアイデアを整理し、ディスカッションを活発に進めていけるようになります。

ゼミは、社会で重要となるチームワークで進んでいきます。そのためにリーダーシップ、 マネージメント、グループ・ダイナミックス、チームへの貢献などについても理解します。

グローバル化の進む社会では、自己の意見を伝え、理解してもらうことも重要です。ゼミでは、たくさんの発表経験を積むことでプレゼンテーション力を高めていきます。

ゼミ生たちはたくさんの課題をこなし、積極的に取り組んでいます。「福祉開発コースの学生として、グローバルな視点をもって、大学時代にチームで開発する。」こうした経験は、将来、必ず役立ちます。

Think globally, act locally!

文章:明石留美子

ゼミ紹介 八木原ゼミ

精神保健福祉援助演習(基礎)は、4年次の本実習に向けたいわば準備学習になっています。夏期休暇中に1週間の基礎実習をおこない、自分自身の福祉領域における相談業務へのマッチングを行います。今年のゼミ生10名は、小グループによるゼミナールに慣れていないこともあって、今は大人しいですが「基礎実習」を終える頃には積極的で活動的な学生になっているでしょう。

この演習では、1)基礎的な精神保健福祉分野の学習を目指すことと、2)対人スキルの基本を学習すること、3)基礎実習では、相談業務が自分自身に適しているかどうかのマッチングをしておくことなど、4年次の本実習を控え、基本を習得する大事な演習です。特に対人業務を常とする精神保健福祉士のコミュニケーションスキル学習を取り上げています。相手から期待する行動や会話を得るためには、自分自身の態度変容に心がけて話し上手・聞き上手を体得していきます。

将来のすてきな精神保健福祉士を目指すゼミ生達です。

ゼミ生からこの演習に対する感想を紹介します。

  1. 参加型の授業のため、コミュニケーションが取れて、みんなの中も深められているようで、クラスの雰囲気が良く、意見が多く出ます。
  2. 自分で決めた課題を調べて発表するので、知識が広がり勉強になる。
  3. 内容は難しいけれど、とてもやりがいのあるゼミです。
  4. SST(Social Skills Training)実践等を体験できる。
  5. お互いの意見を聴き、考えを深めたり新しい発見が増えました。
  6. 調べることが多いのだけど、興味のあることなのでさほど苦になりません。
  7. 新しい発想も生まれ視野も広がります。
  8. 以前にもまして精神保健福祉士に関心が強くなりました。
  9. 専門用語が出てきたときは戸惑いますが、勉強を深めることができる。
  10. この職業に就かなくても、ここでの学びは生きるための知恵となるでしょう。

ゼミ紹介 フィールドワーク(米澤)

福祉開発フィールドワークは、国内外の福祉の現場(フィールド)に訪ねて、体験的な学習を積むことを目的とする、2年生を対象とした授業です。

・インターンシップの概要とねらい

私の担当するフィールドワークでは、地域社会でのNPO(非営利組織)の活動を体験することを目的としています。近年、社会福祉分野ではNPOへの関心が高まり、講義でも言及されることは数多くあります。しかし、その一方で、大学生にとって、NPOは必ずしも身近にあるとは言えず、書物や講義だけでは具体的な活動のイメージをつかむことは簡単ではありません。そこで、このフィールドワークでは、NPOインターンシップというプログラムを通して、NPOの活動に参加し、活動実態を理解することを目指しています。

NPOインターンシップは、アクションポート横浜というNPOの中間支援団体が企画・運営しているプログラムです( http://actionport-yokohama.org/npointern/ )。このプログラムでは、横浜市内のNPOと近隣の大学の学生をつなぎあわせ、20団体弱の環境、福祉、子育てなどの分野で活動するNPOに、横浜にかかわりのある大学の学生がインターンの立場でかかわります。本年度、明治学院大学からは4人のゼミ生がそれぞれの関心に対応する形で、国際協力やプレイパーク、中間支援分野で活動するNPOにインターンとして参加することになっています。

    (インターンシップの事前準備会に参加した際の様子)

・本年度の取り組み

実際のNPOインターシップは夏休みから始まるため、春学期は、インターンシップの下準備の期間でした。NPOの基本的知識や事例を学ぶために、NPOにかかわる基本的文献の輪読やケースレポートの作成を行いました。さらに教室での学習に加えて、アクションポート横浜の主催する研修会への参加、白金周辺で活動する高齢者福祉分野の社会福祉法人への訪問・見学を行い、広く非営利組織についての理解を深めていきました。

    (社会福祉法人奉優会が運営する港区白金台いきいきプラザへ訪問した際の様子)

夏休みには、受講生は、実際にインターンとしてNPOの活動に参加し、その取り組みを体験することになっています。これからNPOへのインターンを通じて、どのような体験を積んでくるのか、大変楽しみです。

ゼミ紹介 榊原ゼミ(社会福祉協議会)

社会福祉学科のソーシャルワークコースでは、3年次の春に実習先の選択があり、それぞれの関心に基づき、高齢分野、障害者分野、児童分野、地域分野等の分野を選択することになります。榊原ゼミは、地域福祉の推進機関である社会福祉協議会(社協)に実習にいく学生のゼミであり、平成26年9月の時点で4年生8名、3年生8名が所属しています。ゼミでの学習は、(1)4年次の春学期に行う「相談援助実習」に関する事前・事後学習、(2)卒業論文の作成が大きな柱となっています。

今回はそのうち、4年生の「相談援助実習」の帰校日指導の様子について紹介します。「相談援助実習」は、社会福祉士の国家試験の受験資格を得るためには必須となっており、4年次の春学期から夏休みにかけておおむね6週間程度にわたって行います。実習期間中は、週4日程度実習先(社協)に通い、週に1回帰校日指導として大学に戻るというのが基本的なパターンになります。

7月第2週の帰校日指導では「社会福祉協議会を一言で説明すると?」をテーマに、ふせんをつかった整理法(KJ法)で、話し合いをしました。「なんでも相談室」「地域の世話焼きさん」「地域のコーディネート・仲介役」「困っている人を助ける機関」などのキーワードが出て、自分達が実習に行っている「社協」の役割を改めて確認することが出来ました。このように4年生では、実習・ゼミの両面から専門的な学びを深めていくことになります。

ゼミ紹介 北川清一担当ゼミ

◯学びのテーマ

子どもが明るく豊かに生きていくのが難しい現代社会。その問題構造を解明しながら、「生きる」カを育む方法(個人・家族・集団に焦点化したソーシャルワーク論)を考えていきます。文献を読み、事例を掘り下げ、ロールプレーを行う過程を重視します。

◯2014年研究室通信

(1)夏期休暇恒例=夏の盛岡合宿

(写真(1):合宿中の一時~小岩井農場での散策)

4年生になると5~6月に4週間以上の「ソーシャルワーク実習」が始まります。秋学期は、その学習体験をベースに卒業論文の作成にとりかかります。東京の暑さを逃れ、涼しい盛岡で体験する3日間の苦行です。秋学期からの実習内容を振り返り、その成果を卒業論文に反映させる「やせるような」学びが合宿から始まります。

(2)秋学期恒例=2年生ソーシャルワーク演習

(写真(2):ロールプレイ=川に落ちました)

秋学期の中心的な演習プログラム。本年度のテーマは「児童養護施設におけるある日の出来事」を演じてみることでした。1ヶ月間の時間を費やしてシナリオを作成し、役柄を決め、演じています。その様子をビデオに撮影し、それを見ながら「ソーシャルワーカーが支援すること」を切り口に演じた内容を検討する学びは、大学卒業後も懐かしくゼミ仲間として語り得る経験になるようです。

(3)春休み恒例=3年生、4年生合同の伊東合宿

(写真(3):先輩後輩の交わりの時)

1月下旬に開催する合同合宿。4年ゼミ生が学びの成果を披露し、3年ゼミ生が質問をする。社会福祉の仕事の何たるかを、このような形で伝えていくことの大切さをゲストで招かれた卒業生(現役ソーシャルワーカー)が現役生とともに夜を徹して語り合う機会となります。この合宿の運営は全て3年ゼミ生が担当しています。

(4)北米・北欧福祉事情視察旅行

(写真(4):カナダのトロント大学)

隔年で9月に北米か北欧の福祉事情視察に出かけます。現役生だけではなく、卒業生も一緒です。昨年は、初めてですがお嬢さんを伴った卒業生の参加もありました。日本とは異なる発想から構想された福祉事情に触れ、帰国後の学びに活かせるよう努めます。