みなさん、こんにちは。このゼミは、4年次の 「ソーシャルワーク実習・ソーシャルワーク演習」 のゼミで、女性福祉領域における支援論をテーマとしています。女性福祉は、社会福祉において、どちらかというとマイナーな領域になりますが、だからこそ、チャレンジングな領域だともいえます。本ゼミに集まった7人の精鋭たちが、なぜ、女性福祉という分野が必要なのか、女性が抱える福祉問題をどのように認識し、その状況改善のためにどのような支援が求められるのか、といったことを学んでいます。
クラスワークでは、各メンバーが自分の興味・ 関心を大事にして調べた成果を発表し、そこで提起されたことについて、ディスカッションなどで互いに自分の考え・意見を交換しています。グループの結束力がいちばんの強みです。そして、 春学期には、婦人保護施設、女性相談所、生活保護更生施設(女性対象)で、各メンバーが独自の課題を設定し、現場実習に取り組みました。これまでの経験からは想像もできない場面に立ち尽くし、自らの価値観を揺さぶられながら、人生の諸先輩たちに学び、一回りたくましくなって帰ってきました。1年半の学びの過程で、実はゼミ担当者自身がもっとも学んでいます(感謝です)。現在、本号が発行されるときには完成しているはずの卒業論文に奮闘中です。乞うご期待!
(文責:久保 美紀)
**学内学会発行『Socially』27号より転載**