担当教員の専門は日本で唯一の授業科目「国際社会保障論」であり、この演習も国際社会保障論を扱います。演習では講義テキストを読んでいることを前提に、議論を中心に展開します。各人の意見を述べ合い、考察を深めていきます。春学期は基本テキストを全員で読みながら、国際社会や日本の問題点を指摘しつつ、政策に関して議論していきます。
秋学期はガラッと変わって、各ゼミ生が自分の関心のあるテーマについて調べて報告します。各ゼミ生が興味のある国の特定テーマを選び、学習し、プレゼンします。通常、2巡あたります。一巡目は国際社会保障、社会福祉の分野に限定し、二巡目はテーマ自由で国際的なテーマ「〇〇国の▽▽制度について」を報告してもらいます。ゼミ生の個性が出てとても面白いです。テーマは広く文化、国民性、デザイン、政治、司法、刑務所、病院、芸術、環境問題、教育等多岐に及びます。国別では、欧米先進諸奥が多いですが、アフリカや中東諸国等もあり、多様化しています。2年の岡ゼミは北欧テーマであり、3年のゼミ生でも北欧ファンの学生も少なくありません。北欧の価値観が気に入っている学生たちです。
岡ゼミ2年生