精神保健福祉士の資格取得を目指す学生たちで構成される２年生のゼミです。

平澤ゼミは、いつも対話を大切に授業をおこなっています。したがって、ゼミの最初はその日の気分を点数で発表する「気分チェック」から始まります。精神の障がいのある人たちは、自分達の気持ちを言語化することが苦手な人達が多いと言われています。したがって、将来支援をする側になる私たちが想いを言語化する訓練がとても大切だと考えています。こうしてコミュニケーションを増やしていくことで、ゼミのグループを作り上げていきます。
具体的なゼミの内容は、精神障がいのある人たちに対する時事的な話題を新聞トピックとして取り上げ、個人で発表したり、精神保健福祉士の具体的な業務内容についてグループで調べ学習をおこない発表をしたりしています。その他にも、当事者研究という精神保健福祉の分野で始まった「自分の研究を通してリハビリテーションをおこなうモデル」を用いて、自分の生きづらさを分析しています。コロナ禍で今年度は叶いませんでしたが、例年は精神科病院や地域の精神障がいのある人たちが通所している事業所に見学実習に出かけたりしています。
ワイワイと意見を交わしながら、楽しく実践的なゼミをモットーにみんなで学びを深め合っています。精神保健福祉に興味のある人！いつでも大歓迎です！

（平澤恵美）

＊学内学会発行『Socially』30号より転載＊