明治学院大学

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社会福祉学科

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内閣府主催障害者週間 「連続セミナー」

社会学部社会福祉学科主催 トークセッション「『行動障害』のある人が地域でくらすために」が開催されました!

障害者基本法にも明記されている障害者週間(12月3日から9日)の中央行事として、2010年12月6日(月)、明治学院大学白金校舎アートホールにて連続セミナーが開催されました。現在、当事者の人たち、支援者、行政の関係者などが、日本の障害者をめぐる施策のあり方について議論している中、多様な団体からの報告が3日間にわたってありました。社会福祉学科からは、地域における福祉サービスの連携のあり方について話題提供をするトークセッションを開催しました。在学生を始め、当事者の方、家族の方、そして支援に取り組んでおられる多くの支援者の参加のもと、実践例をみんなで共有していくことの大切さを確認できるセッションとなりました。話題提供してくださった出演者の皆様に心より感謝いたします。そして、セッションを開催するために準備に力を発揮してくれた在学生のみなさんお疲れ様でした。
セッションの概要と写真をご覧ください。

<トークセッションの概要>

語る人中村隆氏(社会福祉法人共栄福祉会 ホームヘルパーステーション ゆんた 管理者)、大石正俊(社会福祉法人野の花学園 福岡市知的障害者地域生活支援センター野の花 コーディネーター)、渡邉美紗緒(社会福祉法人ビーハッピー 障害福祉サービス事業<生活介護>みのりの家 施設長)
進行 中野敏子(明治学院大学社会学部社会福祉学科教授)
障害があっても誰もが地域での暮らしを実現できる支援体制が求められます。「行動障害」がある人たちの支援の充実はなお難しい状況です。そこで、地域のサービスが文字通り連携して支援する福岡市のひとつの実践報告によって、支援のあり方への話題提供をしました。「行動」理解に必要な共通の見方、「進行型アセスメント」、具体的な取組のデータ例などがパワーポイントで示され、一人の利用者の3年間にわたる支援内容が、コーディネーターの立場(大石氏)、直接生活支援に関わる支援者の立場(中村氏)から、丁寧に紹介されました。それを受けて、神奈川県秦野市での実践経験から質問(渡邉氏)を、さらに会場の質問も含めて意見交換をしました。「生まれた時から他者への暴行を考える子どもはいない」、環境調整が必要な「行動障害」は二次障害であること、本人中心の支援体制を明確にすることで、所属の事業所も異なる多くの支援者が丁寧に関われることなどを確認しました。

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