本フィールドワークは、NPO へのインターンシップを通じて、地域社会での NPO および社会的企業の活動について理解を深めることを目的にしています。NPO インターンシップとは NPO 法人アクションポート横浜が企画運営しているプログラムです。NPO 活動の意義や運営の難しさを理解することをねらいとしています。
2020年度は 12 名の学生が福祉開発コースからインターンに参加しました。今年は新型コロナウィルスの影響で研修をオンライン開催、実習を夏休みから 11 月へと変更し活動しました。活動制限がある中でも積極的に関わる学生が多くいました。NPO や地域の社会問題の理解や関心、個人のスキルやマインドの向上が図れたと考えています。
春学期には文献の輪読やインターンシップに向けた団体の調査などを行い、NPO の基本的理解を図ることを行いました。またインターンシップに臨むために研修会やお見合い会(NPO とのマッチング会)にもオンラインで参加し、インターンシップの準備を進めました。
各学生がNPOの活動にインターン生として参加しました。本年の学生のインターン先には、子育て支援NPOや国際支援、まちづくり、福祉など幅広く、多岐に渡るものでした。参加者はイベント企画や日常的な作業を通して体験を積むことができたと考えています。
*例年は夏休みの活動ですが、今年は11月からの活動へとずれ込みました。
コトラボ(まちづくり)
大倉山おへそ(まちづくり)
ぐらす・かわさき(まちづくり・福祉)
びーのびーの(子育て)
地球市民ACTかながわ(国際協力)
教育支援協会南関東(青少年育成)
スマイルオブキッズ(子育て・福祉)
ピッピ・親子サポートネット(子育て・福祉)
アクションポート横浜(まちづくり)
<インターンシップへの参加の様子>
今年度は秋学期に活動期間が入ってしまいましたが、活動後はインターンの体験をもとに振り返りを行いました。団体ごとに活動分野や活動の規模などで仕事内容が大きく異なり、それぞれに驚きがあったようです。また、NPOでのインターンシップを体験した社会人にも授業に来てもらい、その体験が社会人生活にどうつながっているか、先輩とともに考えました。
2020年12月18日、ゼミの時間を使って報告会をオンラインで開催しました。学生からは活動内容や活動での気付きなどを報告し、受入団体の方にもお越しいただきコメントもいただきました。
今年は活動期間が変更になったため、例年通りの活動ができない現場もありましたが、普段ではできない活動や学びも多かったようです。