2018年6月7日の演習授業には、野沢ゼミ卒業生の新垣孝典さんが、お忙しい中ゲストスピーカーとして来校し、お話をしてくださいました。
新垣さんは現在、横浜市の横浜市社会福祉協議会に勤務をされています。お話は大学時代の生活の事から始まりました。LMSという音楽サークルに入っていたという新垣さんは、2年生まで勉学よりも友達との交流に力を入れていたとおっしゃっていました。しかし、3年の時に野沢ゼミに入ったのと、社会調査実習で保育施設に行ったことがきっかけで、子育て支援に興味を持ち、保育士の資格を取るに至ったとのことです。しかし、子どもと関わる中で、子育てする家族を支えたいという思いを持ち、そのことを野沢先生、そして社会福祉学科の茨木先生に相談をしたそうです。現在の仕事を紹介され、受けてみたところ見事に採用をもらい、現在につながっているとおっしゃっていました。また、お仕事の内容は、ご高齢の方や障害がある方の地域活動の支援など、多岐に渡るというお話をされていました。
新垣さんのお話を聞き、自分に自信を持つことができました。私自身、大学を卒業した後、もう一年間養成学校に通い、社会福祉士の資格を取るつもりなのですが、そのことも後押しをしてくださいました。「福祉にも様々な分野があるから、自分のやりたいことをゆっくり見つけてやればいいよ」と励ましていただき、就活をしていないことをネックに思って来たのですが、勇気が出ました。自分のやりたいことを仕事にできている人は少ない中で、新垣さんはとてもお仕事を楽しく、また誇りを持ちながらやっている印象を受け、自分もこうやって働きたいなって心から思いました。給料や世間に流されることなく、自分がやりたいって思える仕事につけるように努力を惜しまず勉強をしていこうと、新垣さんのお話を聞いて思うことができました。
授業の後には交流会を行いました。ゼミの卒業生がさらにお二人駆けつけてくれて、それぞれの職場でのご活躍についてお話をお聞きし、これから社会に出る私たちのことを励ましていただきました。
(野沢ゼミ4年生 小林 薫)