1年次秋学期の「社会学基礎演習」では、10月4日に、今年も「ビブリオバトル」を行いました。 これは学生たちが選んだ本についてプレゼンと質疑応答をおこない、どの書評がよかったのかを互いに評価しあうゲーム形式の書評会です。
春学期のアカデミックリテラシーで、社会学科の専任教員が選んだ文献リストを配布し、準備してもらいました。リストはこちら。横浜図書館にはビブリオバトル用の書棚が設置されています。もうしばらく続く予定ですので、ぜひ、図書館で本に触れてみてください!
当日は、4、5人のグループで予選を行って、代表者同士で決勝プレゼンを行いました。難しそうなタイトルの本から意外に身近な発見を見つけたり、本に書かれていたことに自分の発見を足してみたり、刺激に満ちたビブリオが次々に現れて、知らない世界に触れることもできました。決勝では、ストーリーの構成や、ジェスチャー、間合い、本の見せ方など、さらに工夫あるプレゼンが見られました。
優勝者と選ばれた本のタイトルは下記の通りです。
富永智也(選):芹澤健介『コンビニ外国人』新潮新書
橋本清楓(選):杉山春『ルポ虐待:大阪二児置き去り死事件』ちくま新書
井上彩夏(選):山野良一『子どもの最貧国・日本』光文社新書
篠崎望来(選):今野晴貴他『ブラック企業のない社会へ』岩波書店
中島亜有(選):師岡康子『ヘイト・スピーチとは何か』岩波新書
江 芳宇(選):姜尚中『悩む力』集英社新書
横山和紀(選):佐藤淑子『日本の子どもと自尊心』中公新書
志村拓紀(選):原田曜平『ヤンキー経済』幻冬舎新書
赤木小百合(選):浜田久美子『森の力』岩波新書
松島基記(選):高田里惠子『グロテスクな教養』ちくま新書
鈴木のどか(選):眞淳平『人類の歴史を変えた8つのできごとⅠ』岩波ジュニア新書
松本直也(選):若桑みどり『お姫様とジェンダー』ちくま新書
村山みなみ(選):横山泰行『ドラえもん学』PHP新書
(藤川賢)