1年次秋学期の「社会学基礎演習」では10月3日、今年も「ビブリオバトル」を行いました。
これは学生たちが選んだ本(新書)についてプレゼンと質疑応答をおこない、どの書評がよかったのかを互いに評価しあうゲーム形式の書評会です。
4、5人のグループで予選を行って、代表者同士で決勝プレゼンを行いました。
春学期のアカデミックリテラシーで、社会学科の専任教員が選んだ文献リストを配布し、準備してもらいました。
リストはこちら。
横浜図書館にはビブリオバトル用の書棚が設置されています。
ぜひ図書館で実物に触れてみてください!
優勝者と選ばれた本のタイトルは下記の通りです。
三枝茜(選): | 久繁哲之介『地域再生の罠――なぜ市民と地方は豊かになれないのか』(ちくま新書,2010) |
---|---|
小松美咲(選): | 山崎亮『ふるさとを元気にする仕事』(ちくまプリマー新書,2015)。 |
中山日菜子(選): | 河合克義『老人に冷たい国・日本――「貧困と社会的孤立」の現実』 (光文社新書,2015) |
管原玄一朗(選): | 橋本健二『居酒屋の戦後史』(祥伝社新書,2015) |
清水芳基(選): | 鈴木謙介『カーニヴァル化する社会』(講談社現代新書,2005) |
川野匠(選): | 村井吉敬『エビと日本人』(岩波新書,1988) |
君島綾(選): | 若桑みどり『お姫様とジェンダー――アニメで学ぶ男と女のジェンダー学入門』(ちくま新書,2003) |
水谷有彩(選): | 吉川徹『日本の分断――切り離される非大卒若者たち』(光文社新書,2018) |
萩原雪菜(選): | 猪谷千香『つながる図書館――コミュニティの核をめざす試み』(ちくま新書,2014) |
牧野有紗(選): | 勝俣誠『新・現代アフリカ入門――人々が変える大陸』(岩波書店,2013) |
伊藤有紗(選): | 筒井淳也『結婚と家族のこれから――共働き社会の限界』(光文社新書,2016) |
姫野優華(選): | 池田利道『23区格差』(中公新書ラクレ,2015) |
冨山陸(選): | 綾屋紗月・熊谷晋一郎『つながりの作法』(生活人新書,2010) |
(石原俊)