都市と環境をいろいろな側面から考える現地見学、7月20日の記事に続いて、4グループのうち後半2グループの活動を紹介します。
「柏の葉キャンパス駅周辺のスマートシティ構想」
2022年7月1日、私たちはフィールドワークと称して、千葉県にある柏市に訪れた。私たちはスマートシティ構想について興味、関心があり、それが進んでいる街として柏の葉を選んだのである。まず、柏市の柏の葉キャンパス駅に集合し、その後「ららぽーと柏の葉」と「T -SITE」へ赴いた。
実際にフィールドワークをしてみて感じたことは、率直に言えば、スマートシティ構想はあまり進んでいないということであった。街中にある監視カメラが人々をAIで判別し、まちづくりなどにも使われている、などのスマートシティ化が為されていたが、前もって持っていたイメージ程スマートシティっぽさというものはなかった。
街自体は、マンションなどの住宅地が多く、また商業施設も多い、子どもの遊び場も充実しているが、同時にオフィスビルなども建っており、子育てにも仕事にも向いているような街に思えた。
非常に綺麗な街で、心が洗われた気がした。また、研究以前に楽しい思い出となった。
能勢大地
「防災対策と都市公園」
私たちのグループは、防災というテーマに焦点を当て、それに関連する施設を選んでフィールドワークを行いました。中でも防災対策がされている公園に注目して、大規模な都市公園として日比谷公園と代々木公園に足を運びました。
日比谷公園は医療機関近接ヘリコプター緊急離着陸場やその他のヘリコプター離着陸場の候補地にも指定されている公園であり、代々木公園は自衛隊や警察などの広域支援・救助部隊が被災者の救出・救助活動を行うための拠点となる施設が、大規模救出救助活動拠点候補地としてあらかじめ指定されています。
調べて探しながら歩いてみると、通常時はベンチとして使用し、災害時には炊き出し用かまどとして利用することのできるかまどベンチや、災害時にも稼働させることのできる災害対応自動販売機が設置されているなど、防災に関する様々な施設が設置されていました。
フィールドワークを通して、普段は気付かないようなことでも自分達で関心を持ったことについて調べて足を運んでみることで、様々な発見をすることができるのだと感じました。
原幸太郎