私の専門は特別支援教育ですが、特別な支援が必要な子どもは、障害のある子どもだけではありません。不登校や虐待、外国にルーツのある子ども、経済的に苦しい子どもなど、支援が必要な子どもは大勢います。
そこで、このゼミでは、こうした特別なニーズのある子どもの教育の教育・福祉に関心のある学生を対象に、客体的な立場に置かれがちな子どもたちを、どう主体的存在とするか。そのための支援をどう用意するかという視点から、ボランティアやアルバイト等の「体験」を通じて、考えていくことに取り組んでいます。
具体的には、各自の身近な経験から「問い」を立て、ボランティアやアルバイトの経験、関係者へのインタビューといった「自分自身で採取したオリジナルデータ」を用いて考察を行い、自分なりに世間に向けて「主張」なり「提案」するということを目標にしています。
これらの活動は、新聞記者が取材して「社説」なり「論説」を執筆することに似ていることから、本ゼミでも、学生さんが記者のようになって、半期に一本ずつ、年間に二本の「論説」を書いています。
新聞記事のように、コンパクトに説明し、主張する練習も含めて、まさに新聞のような体裁で原稿をつくり、印刷に出して、ゲラの校正なども経験します。
いまは、校正の最中です。一年の取り組みは、「論説集」となって形になります。最後の打ち上げが楽しみです。
写真は、校正中のゲラ原稿です。
○全学部とA日程の出願期間となっております。ぜひご覧ください。
https://www.meijigakuin.ac.jp/admission/information/general/
○A日程の英語学部検定試験利用型も変更があります。併せてご確認ください。
https://www.meijigakuin.ac.jp/admission/information/ippan_all_english/