4年間社会福祉学科で学び、春から特別支援学校教諭になる私が心から思うことです。
様々な科目を履修してきた中で、特に印象に残っているのが「知的障害者福祉論」、「司法福祉論」、「児童福祉論」です。
3つの科目に共通していたことは、当事者の立場のみならず、保護者、支援者、地域等さまざまな立場から物事を考える機会があったことです。自分の価値観を柔軟にし、視野を広げ、想像力を豊かにしてくれた科目です。
このような社会福祉学科での学びは、子どもや保護者、連携機関等、様々な人の置かれている状況をより共感性を持って理解し、より親身に向き合うために役立つであろうと感じています。
そういえば、入学以前よりも人に対して怒りや不満を覚えることが減った気がします。社会福祉学科での学びを通して「この人にはこんな背景があるのかも」、「あの発言にはあんな経緯があるのかも」と想像ができるようになったからだと思います。
自分をひとまわり成長させてくれた社会福祉学科の先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。これから社会福祉学科で学ぶ学生さんにもよき出会いよき学びがありますように。
(青木彩恵)