石原 俊(専攻領域:歴史社会学 島嶼社会論 ポストコロニアル論 現代日本社会論)
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広義の「日本」をめぐる歴史社会学
テーマの説明
ゼミの目的は、日本社会の歴史と現状を、批判的意識を失わずに、質的調査を通して分析できるようになること、併せて論理的かつ実証的な文章を読める/書けるようになることです。秋学期に各自が取り組むテーマは、「歴史社会学」「島嶼社会論」「ポストコロニアル論」「現代日本社会論」のいずれかに属する内容であれば、自由に選べます。
使用するテキスト・主要な参考文献(実際に使用するのは2冊程度です)
- ①上原一慶・桐山昇・高橋孝助・林哲『東アジア近現代史 新版』(有斐閣、2015)
- ②杉原達『越境する民――近代大阪の朝鮮人史研究』(新幹社、1999)
- ③道場親信『占領と平和――〈戦後〉という経験』(青土社、2005)
- ④有薗真代『ハンセン病療養所を生きる――隔離壁を砦に』(世界思想社、2017)
- ⑤蘭信三・石原俊ほか編『シリーズ戦争と社会』全5巻(岩波書店、2021~22刊行予定)
ゼミの進め方
- (1) 春学期は、ディープな質的社会調査に基づく戦後日本社会論のテキスト、または日本をめぐるグローバリゼーションとコロニアリズムを歴史社会学的に考察するテキスト、いずれか(あるいは両方)を全員で読んでいきます。
- (2) 秋学期は、各自独立した調査研究テーマに取り組んでいただきます。
- (3) 年度末には、ゼミ論、または(他ゼミでは4年次初回の授業で提出する)卒論計画書のフォームを字数・内容ともに拡充したレポート、いずれかを課します。前者は2023年度の演習2非履修者、後者は23年度の演習2履修者(卒論執筆者)を対象とします。
- (4) ゼミ合宿は、コロナが収束した場合は実施予定です。日程は、夏休み開始直後か夏休み終了直前になる予定です。その他、日帰りの小旅行などを企画する場合があります。