卒業生へ贈る言葉
ご卒業おめでとうございます。
本来であれば、卒業式で贈る言葉をお伝えしたかったのですが、新型コロナウィルスの感染拡散のために卒業式が中止になってしまいました。誠に残念ですが皆さんの健康のことを考えればやむをえません。
しかし、皆さんが卒業生であることに変わりはありません。胸を張りましょう。
私からは、以下の言葉を卒業生の皆さんへの贈る言葉とさせていただきます。
① 大学時代の友人、先輩、後輩は一生のつながりになることが多いです。大切にしましょう。また、社会に出てから新たに明治学院大学社会学科の卒業生とつながる機会もあるでしょう。これからの出会いの機会を楽しみに期待しましょう。
② 皆さんが卒業できるのは、皆さんが卒業単位を取得したからです。それは確かにそうですが、それ以上に皆さんのことを一番心配してくださっている保証人の皆様の支えがあったからです。SNS等をなるべく使わずに直接に保証人の皆様に卒業できる感謝を言葉にして伝えましょう。
③ 大学には、図書館があり情報センターがあり、「生きたデータベース」とも呼べる先生方がおられます。何か困ったことがあってもなくても自分が卒業した大学をいい意味で使いこなしましょう。卒業生の皆さんとは、もう「授業の単位の話」や「授業の出席の話」におわれることなく、新しいつながりを築けることを先生方は楽しみにしています。
今回の卒業式の中止にしても、この先の人生において予期せぬことに見舞われる可能性はいくらでもあるでしょう。卒業生の皆さんは時にはつまずきながらも、明るく苦難を乗り越えて元気にお過ごしください。
さようなら。またいつか会いましょう。
社会学科主任 佐藤 正晴