明治学院大学

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日々の社会学科

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【社会調査実習(松波クラス)】国際交流イベント「となりのムスリム」で発表を行いました

2022年1月22日に開催された国際交流イベント「となりのムスリム」に、社会調査実習(松波クラス)を履修する社会学科3年生が参加し、授業を通じて行った調査の結果を報告しました。このイベントは、日本に暮らすムスリム同士が親睦を深めるとともに、イスラーム社会・文化に関心を持つ人々と交流する機会となっており、定期的に開催されているものです。当初は当学での対面開催を計画し、社会調査実習クラスとして準備に携わっておりましたが、まん延防止等重点措置の適用に伴いオンライン形態に変更して開催されました。

今年度の社会調査実習(松波クラス)は、本学近郊のイスラーム関連施設やその実践をテーマとして始まり、授業のなかで1)日本ムスリム協会、2)ハラール認証制度、3)マスジッド・インドネシアの3つをテーマとして絞り込み、班を形成した上で、それぞれ文献調査、フィールドワーク、関係者インタビューを行うなどして調査を行いました。今回の交流会では、それぞれの班が作成した報告書に基づいて、代表者3名が調査結果を報告しました。対面とは違い、画面上では聴衆の反応を得られにくいところもありましたが、皆さんに興味深く聞いていただけたように感じました。

また交流会では参加者の自己紹介が行われ、インドネシア、イラク、ウイグル、ミャンマーなどさまざまな国・地域にルーツを持つムスリムの方々が、飲食、アパレル、流通産業など日本社会のさまざまな分野で活躍されていることが報告され、興味深く拝聴しました。

そのような参加者のお話を聞くなかで、さらに調査を継続したらもっと良い報告書が書けそう、という気持ちを学生と共有しましたが、今年度はひとまずこの発表を持って区切りとなります。次年度以降、いつになるかわかりませんがチャンスがあれば、この続きの調査をやってみたいという気持ちです。興味・関心のある学生の履修をお待ちしています。

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(担当教員:松波康男)

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