1月10日水曜日新年あけて最初のゼミでは4年生の先輩方の卒論報告会が行われました。報告会では1人5分程度、卒論の要旨を発表していただきました。先輩方がこの一年間どのような研究をしてきたのか聞くことができ、私たち3年生にとっても有意義な時間を過ごすことができました。
今年度のテーマは「認知症の在宅介護における介護と仕事の両立は可能なのか」、「若者の高齢者イメージから考える世代間交流」、「有償ボランティアは存続可能なのか?~若者の意識調査を踏まえて~」などの高齢者やボランティアに関するものや「LGBTへの理解に関する現状と社会福祉的支援の必要性」、「企業はなぜCSRを行うのか」などのバラエティに富んだものがありました。それぞれ実習などの体験に基づいて述べていたり、アンケート調査や意識調査、ヒアリング調査を参考に述べていたりと独自性のある内容になっていることがわかりました。質疑応答では聞きなれない言葉や制度についての質問があり、新しい知識を学ぶことができました。
卒論というと今までゼミで学んできたことや実習を踏まえなければならず、テーマが限定されてしまうのではないのかと思っていましたが、今回の報告会で自分の興味のあるものを研究することができることがわかり、テーマ研究の可能性の幅広さを知ることができました。また、そもそも福祉は地域住民の普段の何気ない一言から始まることを再認識し、新しい福祉の在り方や社会福祉的支援の必要性を考えていきたいと思いました。卒論のテーマ設定は簡単なようで難しいので自分の興味と絡めながらも納得のいくよう進めていきたいと思いました。
(15sw1090 小島亜咲実)